ディケイドが終わって早一ヶ月。今月から始まった新番組の「仮面ライダーW」だけども、今のところは素直に楽しんで視聴している。
…のだけども、平成ライダーシリーズってのは大体10話くらいまではそこそこ面白くて、それ以降から面白さを継続するかグダグダになっていくか分岐していくので、今の時点で面白いからと言ってあまり素直に喜べないんだよなあ。我ながら穿った見方だ(笑)。
まあWの面白さは色んなところで言われてるだろうから、今更あえてここで言う必要はないだろうけど、なんだかんだ言って主役の3人がきちんと陽性の空気をまとっているところが、作品全体の雰囲気作りに貢献してるんだろうな。
「ハードボイルドを気取る二枚目半の探偵」「知らないことはないと豪語する(頭でっかちとも取れる)相棒」「後先考えることなく突っ走るトラブルメーカー的女の子」というキャラシフトは、作る人が作ればとんでもなく痛々しいキャラクターになってしまいそうなんだけど、それをギリギリのところで抑えているのが、今作「W」の良いところだろう。
3人ともそれぞれ欠点を持っており、その欠点部分をギャグタッチでさらけ出すことで話の中に陽性の空気を生み出し、そして欠点を互いの長所で補うシーンを盛り込むことで、物語上のカタルシスを生み出すという、物語を作る上では必要最低限のことをきちんと丁寧にこなしているからこその賜物と言える。
今回のタイプチェンジは今のところ、相対する敵に合わせて使い分けているのかな。
3、4話のマネードーパントの場合は、それまでの敵に比べると明らかに「堅い」敵だったので、パワーメインのメタルを中心に、サイクロン、ルナ、そしてヒートと3つのパターンを組み合わせての攻撃となっていた。
放送が始まるまではルナの能力ってどうなんだろうと思っていたのだけど、実際にアクションを見てみると、サイクロン、ルナ、ヒートとできちんとアクションに違いがつけられており、簡単にアクション面でのバリエーションを生み出すことが出来るので、なかなか面白いアクションシーンがこれから生まれるのではないかと、逆に期待するようになってしまった。
あとはやっぱり劇中で「仮面ライダー」の呼称がきちんと使われたのが嬉しいねえ。
都市伝説的なものとしての呼称みたいだけども、同じく都市伝説の一環として、Wの世界では「仮面ライダー」と呼ばれる超人の存在が実は昔からささやかれていた…、なんて裏設定も、脚本担当の三条陸氏の頭の中にはありそうな気がしてしまう。
実際に三条氏は後に伏線としても使えそうで、もし使えなかったらそのまま流してしまってもいいような情報を、作品の序盤から盛り込む傾向があるからね。それは半年前まで放送されていた5期鬼太郎でも行われていたことだし。
5期鬼太郎も3年目以降、2クール分の筋書きはほぼ完成していたと言う。そちらを見ることが出来ないのは何とも残念ではあるが、代わりに是非ともこれから1年、面白い仮面ライダーを見せて欲しいものである。
2009年09月29日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック

