2007年04月29日

グレンラガンって…

 なんだかグレンラガンの周辺は、この一週間でだいぶ騒がしかったようですねえ。
 ま、事件のあらましを見る限りでは、制作側の自業自得としか言いようがないような気もするんだけどね。

 グレンラガン自体は実家で録画していることもあって、3話以降は見ていなかった(件の4話も見てません)から、作品そのものについてあれこれ言える立場ではなかったのだけど、今回帰省して、今日放送の5話までとりあえず一気に見てみたわけですよ。

 ま、作画監督の個性が良くも悪くも弾けてしまった4話はともかく、3話と5話、そして既に視聴済の1話、2話も含めてなんだけど、こういう感想しか結局思いつかないんだよね。

 これのどこがキモオタ向けアニメじゃないっての?

 ほぼ勢いと過剰なお色気のみで突き進んでるアニメであって、物語的な面白さはほとんどないじゃないですか。
 もちろんその勢いとお色気を楽しむアニメであるということは十分わかっているんだけど、逆を言えばそれしかないから見た後にはほとんど何も残らないんだよね。
 制作側もそのあたりのことを踏まえた上で作っているんだと思っていたが、そういうわけでもないらしい。

 つーかガイナックスがオタをバカにするとは思わなかったよ。これがホントの同族嫌悪ってやつなんだろうな。
posted by 銀河満月 at 21:07| Comment(0) | TrackBack(1) | マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「らき☆すた」全滅

 裏番組との関係上、実家で録画していたはずの「らき☆すた」だけども、今回の連休で帰省してみて確認したところ、今まで放送された1話から3話までが全部録画に失敗していることが判明した。
 理由はいたって簡単で、僕が時間設定間違えてたから(笑)。

 もうね、自分で自分が情けなくて言葉も出ないよ。

 ま、そんな必死こいて見たい作品でもないから、別に構わないと言えば構わないのだけど、それでも「一度は見てみておこう」と思った作品がこんな形で見られなくなると言うのも、なんとなく寂しいから、別の手段で見る方法を考えるとしようか。
 無論youtubeなんて手段ではなく、きちんと正規の手段でね。

 全然関係ない話だけど、実家のHDDレコーダーの調子がだいぶ悪くなってきてしまった。
 Rコピーの失敗率がかなりあがってきてしまっている感じなので、新しいのを買ったほうがいいのかとも思ってしまうのだけど、最近出ているレコーダーはみんなデジタル対応ばっかりだから、正直何を買ったらいいのか悩んでしまうな。
 と言うかコピーワンス問題が全然解決していないんだから、とてもじゃないがデジタルには手が出せません。
 ムーブならOKって、最初から少ない選択肢だけをユーザーに提供してどうするんだよ。よりたくさんの選択肢を提供してその中からユーザーに選ばせるってのがサービス業の基本だろうに。
 まるで某アニメのDVD−BOX並みのサービスの悪さだ。

 そんなこんな言ったところで、地上デジタルの波は確実に押し寄せてきているわけだから、何とかしないといかんのだろうな。
posted by 銀河満月 at 20:41| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月18日

2007年度春季新番アニメ感想(その1)

 やっとこ、ある程度春の新番アニメを見ることが出来たので、感想を書いてみようかと思う。
 もちろん鬼太郎についてはここでは触れない(笑)。

・「一騎当千 Dragon Destiny」
 何べん考えてみても、この作品が今と言う時に続編として作られる理由がまったく思いつかない。
 そんなに支持されている作品とも思えないのだけど。

 まあ、おっぱいアニメと割り切ってみるならいいんじゃないかねえ。
 だから僕はとりあえず見続ける(笑)。

・「天元突破グレンラガン」
 これも実家で録画している関係上、2話までしか見ていないのだけど、素直に面白い作品だね。キャラも元気よく動き回っているし。
 ただパワーはあるんだけど、今の所はそのパワーだけでごり押ししている感じになっているのも事実。
 全2クールと言う話だけども、その間ずっとこのクオリティの作画を維持するのは不可能だろうから、そうなってからの話の見せ方が、この作品にとっての正念場になると言った感じか。
 主役マシンであるグレンラガンはドリルが主武器だけど、僕はドリルにはあんまり思い入れがないので、これについては特に感慨は抱かない。

 後、今更言うまでもないことではあるんだろうけど、ヨーコのおっぱいは非常に良く出来ておりますな。これからもおっぱいのクオリティだけはどうにか維持していただきたいところです。

・「ハヤテのごとく!」
 実は原作はほとんど読んだことがないので、基本的な背景設定もまったく知らない状態で視聴した。
 なんというかパロが多い作品だと言うことは知っていたけども、あまりにも露骨にパロを盛り込みすぎているように思う。

 ただ、それを差し引いて考えても、アクションシーンはきっちり動きで魅せ、会話のシーンではちゃんと構図とかキャラの表情とかの静的な要素で魅せており、メリハリの利いた水準以上の内容になっていると思う。
 声優さんも作者自身が希望した人選だけあって、どの方もはまり役というにふさわしい演技をしており、安心して見ていられると言う点では、今期屈指のアニメなのではなかろうか。
 視聴継続。

・「瀬戸の花嫁」
 なんともテンションの高いアニメだな。話中の半分くらいは誰かしら雄たけびを上げているような気がする。
 「人魚という正体を知られてしまったから、双方丸く収まるために結婚しようとする」という、この種の話につきものの強引な導入ではあるが、2人とも恋愛感情が優先しているわけではなく、あくまで「丸く収めるため」に付き合いを始めようとし、しかもそのこと自体に主人公が特に疑義を訴えるそぶりを見せないあたり、典型的なハーレムアニメ系の匂いがする。
 変にキャラを増やしたりしないで、今のテンションを維持したままのギャグアニメとして突き進んで欲しいと思う。
 視聴は継続。

・「アイドルマスター XENOGLOSSIA」
 あずささんが、あずささんがおっとりほわわんじゃなくなってる…。
 違う!こんなの俺のあずささんじゃない!

 …という冗談はさておき、メインである女の子キャラもロボットの方も比較的きちんと(絵としても画としても)描かれていたから、序盤の話としては十分よい出来だったんじゃないかと思う。
 未来の話ということだが、どことなく親近感を覚える小物アイテムもいい味を出している。
 これからの課題としてはやっぱりロボットの動き、ひいてはロボット対ロボットのアクションをきちんと見せられるかどうかだろうね。
 女キャラの方はこっちがあまり気にしなくてもきちんとかわいく描くだろうから(笑)、ロボットの方にもちゃんと力を咲いて欲しいと思う。

 「ロボットと美少女」って設定のアニメ、数はあるけど「成功作」と呼べるような作品って実はそんなにないから、ひそかに期待してたりするんですよ。
 もちろん視聴継続。

・「sola」
 なんか感想を持ちにくい内容だったな。
 キャラの誰もが浮世離れしている感じで、誰にも感情移入できず、誰にも注目することが出来なかった。
 視聴継続するかは微妙。

・「BLUE DRAGON」
 冒険物としては非常にオーソドックスな始まりだったけど、鳥山明デザインのキャラに慣れ親しんだ世代としては、それだけでも楽しく思えてしまうから不思議なものだ。
 肝心のブルードラゴンはあまり登場していないし、そもそも原案となるゲームだってやったこともないんだけど、とりあえず「影」は独自の個性を持っているようなので、「仮面ライダー電王」のような掛け合いが見られたら、より面白みが増すんじゃないかと思ったりしている。

 ただねえ。前番組の赤ずきんも序盤は非常に面白かったんだよね…。
 とりあえず視聴は継続。


 今はこんなところ。
 まだ見ていないのは「ひとひら」、「魔法少女リリカルなのはStrikerS」、「エル・カザド」、「キスダム -ENGAGE planet-」、「大江戸ロケット」、「この青空に約束を−〜ようこそつぐみ寮へ〜」、「神曲奏界ポリフォニカ」、「ながされて藍蘭島」、「機神大戦 ギガンティック・フォーミュラ」、「らき☆すた」、「ぼくらの」、「おおきく振りかぶって」、「怪物王女」かな。
 って、多いな(笑)!。
 まあいくつかは実家で録画しているので、すぐには見られないものもあるんだけど。
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2007年04月15日

そう言えば「となネネ」

 先月はスパロボWをずっとプレイしてたもんで、ブログに書くのをすっかり忘れていたのだが、「となりのネネコさん」1巻を購入したのでした。

 このマンガは元々は作者さんのサイト「ヘッポコロジー」で連載されていた4コママンガなのだけども、今回全面加筆修正の上、出版されたというわけだ。
 僕は去年の夏に友人の海堂さんからサイトの方を紹介されて、試しに読んでみたのだけど、これがあまりに面白すぎて、すっかりはまってしまったのである。相変わらずはまりやすい男だな(笑)。

 ネコそっくりの顔と身体能力をしているのに、ネコを毛嫌いしている不思議(変?)な転校生の佐藤ネネコさんと、いたって平凡な中学生の山田花を中心としたギャグ4コマ、というのが大筋。
 ネネコさんこそ驚異的な身体能力と「呪い」というミョーな力を持っているものの、後はごくごくのんびりと、中学校を舞台にした日常(ギャグだけど)が綴られていて、特段派手な部分はないのだが、個性豊かなキャラクターによって作られる世界が、非常に心地よくて面白い作品だ。
 4コマはキャラクターが命というだけあって他のメンバーも、ネネコさんに猫耳をつける野望を抱く猫耳大好き(変態)美少女の吉川さん、自分限定事なかれ主義の先生、学校一のイケメンで遊び人と思われているが、実は単なるボケキャラでその上無類のネコ好きという伊藤先輩など、癖のあるキャラクターが目白押しで、そんなキャラが縦横に暴れまわっているだけで楽しくなってしまう。
 話のほうももちろん基本はギャグなのだが、時にシリアス、時にヘビーな展開を混ぜたり(サイトでの最新話である5話は秀逸!)して、メリハリの利いた構成になっているのも巧いところだ。

 間違いなく爆笑必至の快作ですので、是非とも一度読んでみることをお勧めします。
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2007年04月14日

2006年度冬季アニメ最終回感想

 だいぶ書くのが遅くなったけど、3月に終わったアニメについて感想を書いてみようと思う。
 プリキュアSSについてはまた後日として、スパロボOGは最終回の録画に失敗したので、今回は省略。


・「パンプキン・シザーズ」
 いつの間にか各話感想を書かなくなってしまったけども、決して作品に興味がなくなったわけではなく、毎週きちんと視聴していた。
 アニメのクライマックスとして用意されていたのは舞踏会編だったのだけども、原作を読んだ時、「これをアニメにするとしたら難しいだろう」と考えたことがあったが、今回のアニメ版もかなり苦労していたようだ。
 原作での最大のポイントは、伍長とアリスそれぞれの戦いを、それぞれ独立した話として分岐させていたことにある。1つの話の中でまず伍長のみの戦いと決着を描き、次の話でアリスの決闘を描く。アリスの決闘での終盤あたりで、分岐していた伍長の話が合流してくると言う筋書きになっていたのである。
 ただこれはマンガ、さらには隔月刊誌であるマガジンGREATでの連載だったからこそなしえた技法であり(GREAT時代の原作は1話あたりのページ数が、現在の月マガ版よりも多い)、これをストレートにアニメ化することは非常に困難なことだったと思う。マンガだと読者それぞれのペースで話を読むことが出来るから、話の分岐と再合流という若干わかりづらい構成についても、それぞれの感じ方で理解することが出来る。しかしアニメは正味25分と言う制約がある以上、どうしても強制的に話を進行させなければならず、ついて来れない人は完全に置き去りにされてしまうのだ。
 だからアニメでは話自体は分岐させず、2人の戦いを交互に見せて、同時進行している話であることを強調していた。
 しかしこれは結果的にはあまり良い見せ方ではなかったと言わざるを得ない。こういう見せ方を続けると、どうしてもそれぞれの話が散漫になり、どちらか1つの話のみに注目させることも出来ないから、見ている側としては両方ともに薄味と受け取ってしまうことにもなってしまう。正直この見せ方に関しては失敗だったと言わざるを得ない。
 アリスが貴族として抱き続けてきた誇りと信念、自分がどれだけ苦しむことになろうとアリスだけは守り抜くという伍長の悲壮なまでの決意、その双方をきちんと見せてこそ、アリスと伍長が心を通じ合わせるシーンが生きてくるのであって、そういう意味ではどちらの展開にも力点が置かれていないような作りになっていたのは、なんとも残念な話である。
 と言ってもこれは仕方のない部分もある。前述の通り、舞踏会編の頃の原作は1話あたりのページ数が結構多いので、それを原作の1話=アニメの1話という分量でアニメ化する場合、どうしても展開を早くしなければならなくなる。アニメには「動き」と「音」と言うものが存在しているわけだから、これは当然の話だ。
 感想ブログなんかでは舞踏会編について「展開が遅い」という批判があったりしたけども、原作を読んだことのある側から言えば、物凄く展開が早かったのである。だからストーリーを追うだけの作りになってしまい、個々人のドラマを深く掘り下げられなかったのは、致し方ないのかもしれない。
 もちろんその事情を鑑みて舞踏会編を持ち上げるってわけではないけどね。ダメなものはダメだったんだし。オリジナル編を多少削ってでも、舞踏会編には余裕を持たせておくべきだったろう。そういう意味ではシリーズ構成にも問題があったのかもしれない。

 ただ、アリスを始めとしたマルヴィン家三姉妹のおっぱいは非常に良く出来ていたと思います。おっぱいは正義。

 全体としてはなんとも中途半端な感じで終わってしまったのだけども、実際原作もこのあたりまでしか描かれていないから、これまた仕方がないのだ。と言うより伍長とアリスにとっては、まさにこれから物語が動き出すわけなので、やはりアニメ化は早すぎたのかもしれないね。
 原作での展開次第では第二期、なんてのもありかもしれないけど、たぶん無理なんだろうな。と言っても「一騎当千」が再アニメ化するくらいだから、ありえないわけではないと思うけどね。

・「がくえんゆーとぴあ まなびストレート!」
 冬季のアニメの中では比較的、感想・論評系ブログで話題になることの多かったこの作品。
 僕としてはそんなに真面目に語るほどの作品なのかなあ、というのが正直な感想なんだけどね。

 この作品で一番問題なのは、放送期間の都合もあるんだろうけど、「文化祭」を帰着点に持ってきてしまったことだろうな。ぶっちゃけ、「じゃあ文化祭が終わったら、お前ら何すんだよ」という話である。
 序盤から終盤まで生徒会の面々は「文化祭」にのみエネルギーを費やしているから、生徒会として学校や生徒(つまりは「仲間」)のためにがんばっているわけではなく、文化祭を成功させたいがために努力しているようにも見えてしまう。
 本来こういう物語としては、日常の些細な出来事を積み重ねて友情とかチームワークとかを育み、そして文化祭の準備、及び本番で培ってきたものを一気に爆発させるべきではなかったか。生徒のために日々邁進する姿ではなく、文化祭を成功させるためだけに奔走する姿のみを描写しているために、そのあたりのことがまったく描かれていないのは、この種の物語としてはちょっときついんじゃなかろうか。
 そういう状態で「生徒会が奮闘している映像を見て、他の生徒もやる気を出す」とかいう王道とも言えるシーンを盛り込んでみても、正直盛り上がりには欠ける。
 これも前述の通り、1クールという放送期間の関係上、そこまできちんと描くことができなかったということなんだろうが、描けてさえいればもっとよい作品になったろうに、それが悔やまれる。第6話は全体から見ても完全に蛇足だったから、このあたりでうまく調整して欲しかった。

 ただ、これとはまったく別に、僕にはこのアニメが好きになれない個人的な理由があるんだけども、個人的過ぎることだからどうでもいいか。

・「ひだまりスケッチ」
 冬季新番アニメの中では一番楽しめた作品。ほんわかほのぼのした感じが全編に渡って生きており、同時に話数順と物語上の時間経過をずらして描くことで、盛り込まれている様々な伏線に関する、物語展開上の興味を抱くことも出来た。
 実物を積極的に取り入れたり抽象的な表現をしているシーンが挿入されたりと、実験的とも言えるシーンが結構多かったけど、原作が4コママンガである関係上、アニメではその「4つのコマ」の間に含まれている行間と言うべきものを表現しなければならないわけで、その方法論の1つとしては結構面白い着想だったと思う。
 色々物議を醸していた10話は残念ながら録画に失敗したために未見なのが悔やまれるところだが、DVD購入するからいいや。

 ま、何だかんだ言ってもキャラクターが非常に魅力的だったということに尽きるのだろうが。吉野家先生も良かったけど、ゆのっちは声優さんの演技もあって非常に「らしい」キャラクターになっていたね。
 しかしDVDのオーディオコメンタリーを聞く限り、中の人こと阿澄佳奈の地声はゆのっちとはかなり異なる声だったので、やはり声優さんとはすごいものだと改めて感心した次第である。

・「Master of Epic The Animation Age」
 結局最初から最後までワラゲッチャーを見るためだけに見ていたなあ…。
 ギャグ作品としては普通に面白かった作品だとは思うけど、たぶんDVDは売れないだろうね。

・「月面兎兵器ミーナ」
 やはり最終回にのみすべてのミーナが終結すると言うのは、ちょっと物足りなかったな。話自体はありきたりではあるものの非常に丁寧に作られていただけに、1クールにも満たない話数の短さがネックになってしまったか。
 生粋のオタク向けアニメと言うだけあってか、美奈のアナウンサー業に賭ける想いとか、学生・ミーナとの三重生活についての悩みとか、普通の恋の悩みも含めて、すべてが散発的にのみ描かれる形になってしまったのも惜しい。殊に「学生」という立場がほとんど省みられることがなくなってしまったのは、勿体無かったと思う。

・「地獄少女 二籠」
 第一シリーズに負けず劣らず、重い話ばかりでありました。「わかってはいるけど見たくない、人間の汚い部分」にばかりスポットを当てているだけに、普通に見ているだけでも疲れてしまうようなヘビーな話ばかりだった。
 中盤は閻魔あいに付き従う3人の過去の挿話も描かれており、そういった部分は鳴りを潜めたかと思われたが、終盤は再び初期の雰囲気に戻り、「恨みを晴らして欲しいと頼む人間が、必ずしも虐げられた不幸な存在ではない」という、これまた厳しい現実を持ち出して、あいや拓真を追い込むことになる。
 追い込まれていく拓真の姿に、人間であった頃の自分の姿を重ねたあいは、最終的に地獄少女であることを捨てて、恨みを晴らすのではなく、その恨みを受け止めて自分の体に飲み込むことを選択する。かつて恨みを晴らすために村の人たちを傷つけ、そして大勢の人たちの恨みを背負って「地獄流し」をしてきた少女がようやく辿り着いた、「恨みを晴らす」以外の決着法ではあったのだが、これもまた哀しい決着になってしまった。
 閻魔あい自身の物語は終わったものの、本人も言っていたとおり人の業に果てはないということで、ラストでは父親と共に晴れやかな笑顔を見せる拓真の横で、地獄通信とメールのやり取りをする女性が描かれる。最後までやるせない、救われない話であった。

 しかし第二シリーズまで見て、やっぱりこの「地獄少女」って作品には必殺シリーズのエッセンスが生きていると感じざるを得ないね。
 必殺シリーズ全体に漂っている空虚な雰囲気というのは、結局のところ「俺達がいくら悪人を仕置したところで、世の中も人間も何も変わりゃしない」という、厭世観というか諦念から来るものなんだよね。
 残念ながら必殺自体は後期作でその空気を失い、以後「必殺」の模倣やオマージュとされる作品群でも、その空気までを受け継いだ作品と言うものはなかなか登場しなかった。
 そんな中で地獄少女と言う作品は非常に良くがんばったと思う。別に必殺の真似事をしていたから良かったと言っている訳ではなく、こういう雰囲気を内包した作品を、今と言う時代に作ったということに、非常に意義があると思う。

・「おとぎ銃士 赤ずきん」
 一応全話見ていたんだけども、あれだけ面白い要素をたくさん持っていたにもかかわらず、ああまで消化不良の作品に仕上がってしまったことが、今もって不思議でしょうがない。
 結局のところは赤ずきん達に守られる立場である草太に魅力がなさ過ぎたのが原因なのだろう。典型的なハーレムアニメの主人公タイプなので、自分から物語をどうこうしようと動くわけでもないし、そのくせ自分の欲求には非常に忠実に動いて周囲に迷惑をかける(この種のアニメの場合、周りは「迷惑」だとは受け取らないわけだけど)。これじゃつまらなくなるわけだ。

 ああ…。セイザーXは面白かったなあ…(笑)。

・「天保異聞 妖奇士」
 なんでこのアニメをずっと見続けたんだろう…、という感想しか抱けない作品だった。打ち切りという話も聞くが、これじゃ打ち切られてもしょうがあるまい。
 中盤から、舞台が江戸時代である必然性がまったくなくなってしまった時点で、もう見限るべきだったんだろうな。


 こんなところかな。
 4月期の新番アニメは今のところ「鬼太郎」「ハヤテのごとく!」「グレンラガン」「アイドルマスター」「一騎当千」くらいしか見てないので、初回感想はまた後日ということで。
posted by 銀河満月 at 19:10| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月07日

今期のアニメ視聴スケジュールを書いてみる

 今年の春も去年と同様に新作アニメが多いので、どの作品がいつ放送されているのかさえ把握しきれなくなってしまっている。
 僕の場合はおまけに特撮まで録画してるもんだから、なおさら大変だ。
 と言うことで今回も録画スケジュールを書いておこうかと思う。こういうことを書いておかないと、たぶん何作かは本当に存在そのものを忘れてしまいそうなんだよね。
 例によって実家で録画している作品も記載しときます。


月曜日
・チビラくん (チャンネルNECO 21:50)
・sola (TVK 23:00)
・聖戦士ダンバイン (チャンネルNECO 23:00(月の一週目だけ))
・エル・カザド (テレ東 01:30)

火曜日
・アクマイザー3 (ファミ劇 19:00)
・ぼくらの (TVK 23:00)
・地獄少女 二籠 (キッズ 00:00)
・キスダム -ENGAGE planet- (テレ東 01:00)
・ひとひら (テレ玉 01:30)
・大江戸ロケット  (テレ玉 02:00)
・この青空に約束を−〜ようこそつぐみ寮へ〜  (TVK 02:15)
・神曲奏界ポリフォニカ  (TBS 04:15)

水曜日
・星銃士ビスマルク (ファミ劇 16:00)
・マシンロボ クロノスの大逆襲 (ファミ劇 16:30)
・機動戦士Vガンダム (ファミ劇 19:30)
・ながされて藍蘭島 (テレ東 01:20)
・機神大戦 ギガンティック・フォーミュラ  (テレ東 01:50)

木曜日
・恐竜戦隊ジュウレンジャー (ファミ劇 19:30)
・獣装機攻ダンクーガ ノヴァ (アニマックス 22:30)
・おおきく振りかぶって  (TBS 01:25)
・怪物王女  (TBS 01:55)

金曜日
・かみちゃまかりん (テレ東 17:30)
・ドラえもん (テレ朝 19:00)
・魔法少女リリカルなのはStrikerS (TVK 03:45)

土曜日
・出ましたっ!パワパフガールズZ  (テレ東 07:00)
・デルトラクエスト (テレ東 08:00)
・BLUE DRAGON (テレ東 09:00)
・侍ジャイアンツ (キッズ 15:00)
・史上最強の弟子ケンイチ (テレ東 0:55)
・アイドルマスター XENOGLOSSIA (TVK 1:00)
・Saint October (テレ玉 01:30)

日曜日
・獣拳戦隊ゲキレンジャー (テレ朝 07:30)
・仮面ライダー電王 (テレ朝 08:00)
・yes!プリキュア5 (テレ朝 08:30)
・天元突破グレンラガン (テレ東 08:30)
・ゲゲゲの鬼太郎 (フジ 09:00)
・ハヤテのごとく! (テレ東 10:00)
・らき☆すた (テレ玉 01:30)
・一騎当千 Dragon Destiny (TVK 01:30)
・瀬戸の花嫁 (テレ東 02:00)

 総数は40。

 まあ、侍ジャイアンツとか地獄少女はもうすぐ終わるからいいんだけど、レ・ミゼラブルももしかしたら録画するかもしれないし、まったく困ったもんですな。
 東映チャンネルは映らなくなってしまったから、その点は助かったと言えば助かったんだけど、ターボレンジャーとかエクシードラフトとかは中途半端な話数で終わってしまったんだよな。かと言ってデジタルに移行する気は起きないし、早くコピーワンスを何とかしてくれよ、マジで。

 恐らく5つくらいは視聴を打ち切る作品も出てくるんだろうけど、少なくともそれを判断するまではきちんと見ていかないといけないわけだから、やっぱり当分は忙しいままだろうなあ。
posted by 銀河満月 at 22:36| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月21日

5期鬼太郎開始まで後10日

 来週の電王にはもうキンタロスが登場するようだけど、あの関西弁がシャドームーンと同じ声だってんだから、役者さんと言うものは本当に上手く演じるものなんですねえ。
 シャドームーンは登場期間全体を通してみれば、それほど大した悪事は働いていないのだけど、やっぱりブラックを一度倒したという実績と、最期の時に口にした呪詛のインパクトがあるからこそ、未だに多くの人から愛されているんだろうなあ。
 キンタロスは愛されるキャラになることが出来るだろうか?

 全然話は変わるけど、昨日5期鬼太郎の完成披露試写会が開かれたらしい。
 記事を見ると1話の上映だけでなく、スタッフ陣のトークもあったようで。
 しかし「怪」の時といい、水木センセイはアニメ鬼太郎の話になると、儲けのことしか言わないな(笑)。鬼太郎も今回で5回目のアニメ化だし、ぶっちゃけ水木センセイ的には、アニメの出来そのものはもうどうでもいいのかもしれない。アニメはアニメで勝手にやってくれというスタンスで(「怪」でもそんなようなこと言ってたか)。
 達観してますな。

 フジテレビ側プロデューサーの高瀬敦也氏、東映側プロデューサーの櫻田博之氏の談話もあったようで、お二方の話を聞く限りでは、鬼太郎というキャラクターそのものは「墓場の鬼太郎」時代の性格に回帰しつつ、現代ならではのさまざまな新要素を織り込もうとしている、と言う感じか。
 やりようによっては2期に匹敵するドライな鬼太郎を生み出すことも出来るかもしれないね。…現代ではたぶん無理だと思うが。
 で、OPとEDを歌う泉谷しげると長井秀和のお二方も来てたようだけど、泉谷氏の方は1948年生まれと言うことなので、原作はともかくアニメには直接触れた世代ではないのかな。

 そう言えば上記リンク先には何気なく「音楽:堀井勝美」と書かれてあった。音楽担当者って公式サイトには書いてなかったよな。アニメ雑誌にはもう記載されてたりするんだろうか。
 堀井氏と言えば今更言うまでもなく、「太陽王伝説」から「ワンニャン時空伝」までの映画ドラ劇伴を担当されていた方だ。
 ただま、個人的にはそれぞれ1回ずつしか映画を見たことがないので、あんまり音楽の部分は記憶に残っていないのだけど(笑)。
 もちろん実績のある人であることは確かなので、音楽面においてもそれほど気にすることはないかな。
 10日後の放送が今から本当に楽しみだ。

 ところでこっちの記事、重大な事実誤認がいくつか見られるのだけど、こんなの記事として載せてしまっていいんだろうかね…?
posted by 銀河満月 at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月11日

5期鬼太郎の新番予告を見てみた

 「デジモンセイバーズ」の終了間際にやってる、鬼太郎の新番予告を見てみました。

 感想としては、やはり4期のように水木絵に近づける、という類の努力はしていないように思われた。
 これは別に原作を無視したと言うことではなく、「原作にとらわれないキャラデザインを行った」と言うべきで、3期に近い解釈の仕方かもしれない。
 デジタル彩色はさすがに4期の頃よりはよくなっているが、背景が幻想的というか、写実的なものになっていないだけに、完全にマッチしていないように見える。
 と言うか水木マンガってのは背景がものすごく写実的なんだから、アニメもそっちの方向を目指してみてもいいんじゃないか。背景が京アニレベルの鬼太郎ってのも面白いかもね。

 鬼太郎の毛針は、公式サイトでのイラストのとおり、発射する際の髪の毛の盛り上がり方がかなりボリュームのあるものになっていた。
 バックにかかっていた音楽は主題歌アレンジの曲だったけども、そういえば音楽担当って誰なんだろうな。

 そして要となる「声」だけども、高山みなみの声はコナンの時よりは若干高めだけども、味吉陽一とかマシュラほど高くないと言う感じ。声域の高低差は本当に微妙な差なので、人によってはコナンとまったく同じと感じるかもしれない。
 むしろ目玉親父の声のほうが気にかかる。久々のレギュラー作品での親父声に慣れていないからかもしれないが、しゃべり始めの部分がかすれているようにも聞こえてしまった。
 ただそのすぐ後に放送された実写版予告における親父のナレーションは、往時ほどのパワーこそないものの遜色ない声になっていたので、それほど心配する必要はないとも思う。
 しゃべっていたのは鬼太郎と目玉親父だけだったので、ねずみ男や他メンバーの声はまったくわからず。

 さて放映開始まであと20日あまり。
 個人的には1期や2期の頃みたいに、鬼太郎とねずみ男の、友人であるが故の遠慮のない掛け合いを見てみたいもんですねえ。
posted by 銀河満月 at 19:35| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月08日

5期鬼太郎。キャスト正式発表

 公式サイトにてやっと正式に発表されました。
 キャストは以下のとおり。

鬼太郎:高山みなみ
目玉おやじ:田の中勇
ねこ娘:今野宏美
ねずみ男:高木渉
砂かけ婆:山本圭子
子泣き爺/ぬりかべ:龍田直樹
一反もめん:八奈見乗児

 …うーん、正直何と言えばいいのか困ってしまう布陣ではある。
 無難にまとめたと言えばそれまでなんだけど、もうちょっとサプライズ人事?があってもよかったように思うのは、結果を理解した上でのわがままだろうか。

 砂かけ婆は4期に続いて山本圭子さんが継続出演。と言ってもこの人は2期の頃にも既に砂かけを演じているから、そういう意味では一番長く砂かけを演じてきた声優さんになるのかもしれない。
 子泣き爺と塗り壁は二役で龍田直樹氏。この人の老人声となるとあんまり記憶にないのだけど、この方も器用に何でも演じる人だから、特に問題はないと思う。ぶっちゃけ塗り壁はあんまりしゃべらないしな(笑)。
 個人的に目玉親父と同等のサプライズが、一反木綿役の八奈見乗児氏。ここにきて八奈見氏を持ってくるとは思わなかった。
 一反木綿は1期・2期ではあんまり出番がなかったこともあって、アニメにおける一反木綿の基本的な性格とか行動・言動は、八奈見氏が最初に演じた3期の頃に固まったものなんだよね。
 そういう意味では「元祖」に返ったと言えなくもない。

 とりあえず声優についてはこれで一段落したかな。下手に芸能人なんか起用されたらどうしようかと思っていたが、そのあたりはさすがにきちんとしていたらしいので、何よりと言うところか。
 しかし田の中氏は言うまでもないが、山本さんも八奈見さんもまた、1期の頃からずっとアニメ鬼太郎に何らかのキャラで携わっているんだよな。
 アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の歴史を感じさせる布陣でもあるね、これは。

 関係ないけど、1期「雪ん子」の話も声優陣が豪華だったね。藤子ファン的に(笑)。
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2007年03月07日

ねずみ男と猫娘の声優が決まったらしい

 「ダヴィンチ」最新号に、5期鬼太郎のねずみ男と猫娘のせい有名が公表されているらしい。
 だからこういう風になし崩し的に公開するんじゃなくて、特定の日に一斉公開とかそういう風にすればいいのに。5回目のアニメ化なんだから話題性も十分あるのに、何でこんな変なやり方するのかな。
 ここらへん、少しはリニュ版ドラの宣伝方法を真似した方がいいかもしれない。真似しすぎても困るけど(笑)。

 で、ねずみ男は高木渉、猫娘は今野宏美とのこと。
 高木氏の方は、4期鬼太郎での「おりたたみ入道」の話で、偽ねずみ男の声を演じていたから、その辺りの縁があったのだろうか。
 確かに3期での偽ねずみ(安原義人氏だったかな?)よりはねずみ男らしい声だと当時から思っていたので、それほど違和感は感じない。
 4期のねずみ男は良くも悪くも担当声優である千葉繁の個性が前面に出たキャラとなったが、今回はそういう面でのアクの強さは控えめになるんじゃないだろうか。

 今野宏美は僕としては「センチメンタルグラフティ」の山本るりか、「サモンナイト2」のミニス、アニメ版「ズッコケ三人組」の荒井陽子くらいしか知らないんだよな。
 サモナイ4には成長したミニスが出てきてくれると思っていたのに、ガッカリだったよ、まったく!
 …話を戻して出演作をウィキペディアで調べてみたのだけど、そう言えば「テイルズオブシンフォニア」でのセレスもやってたなあ。確かセレスには勝ったことなかったな。
 それはともかく少女、特にミニスのような「元気娘」を演じるのが上手い人ではあるので、猫娘にも合っていると思う。この人の荒井陽子は完全にミスキャストだったからな。
 猫の本性を見せた時の凄みのある演技が出来るかどうかが不安材料ではあるが。

 まあ妥当な人選ではないかと思う。話題作りのために芸能人なんぞ使われたらどうしようかと思っていたが、そのへん鬼太郎のスタッフには「アニメスタッフ」としての良識がちゃんとあったようだ。
 …いや、佐野史郎とか京極夏彦みたいな感じだったらいいんだけどね(笑)。
posted by 銀河満月 at 01:21| Comment(0) | TrackBack(1) | マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月04日

「妖怪ブーム」を考える

 昨日買った「怪」を読んだ際にも違和感を感じたのだけど、最近発売された鬼太郎関連の本、例えばDVD−BOXのブックレットとか、鬼太郎完全読本など、いずれも1期鬼太郎が放送されていた頃、「妖怪ブーム」が起きたと書かれている。
 正直これが僕にとっては違和感を感じずにはいられない。と言うのも、昭和40年代前半のマンガ・アニメ文化を語る中で、妖怪が「ブーム」になったと言う話を、今までの人生で聞いたことがないからだ。

 昭和39年頃から怪獣人気が上がり始め、41年の「ウルトラQ」「ウルトラマン」でその人気が大爆発、いわゆる「第一次怪獣ブーム」が起きた、と言うのはかなり有名な話である。
 1期鬼太郎が放送開始されたのは、昭和43年の1月であり、この頃は「ウルトラセブン」こそ放送されていたものの、怪獣ブーム自体は去りつつある時期だった。
 その意味では怪獣ブームの次のブームが来る時期として間違ってはいないのだけど、僕個人としてはここでは妖怪人気が「ブーム」と呼べるまでには発展していなかったのではないかと考えている。

 まず当時の「妖怪」についての認識が、「怪獣」の延長線上にあるものと思われている面があったことが、理由として挙げられる。
 東映で映像化された水木作品である「悪魔くん」「河童の三平」は、いずれの原作の基本設定を生かしながらも、怪獣然とした妖怪との戦いを中心に据えていた。
 大映で作られた「妖怪大戦争」にしたって、日本妖怪の敵となる西洋妖怪ダイモンは、怪獣的なテイストで扱われており、そもそも大魔神だって設定上は「妖怪」なのだが、当時も今も「怪獣」のカテゴリで認識されている。
 当時は怪獣と妖怪とをひとまとめにした子供向けの図鑑が発売されると言う、双方のファンにとっては真に嘆かわしい事態が発生していたことから考えてみても、妖怪が今で言う「妖怪」として正しく認知されていたかどうかは怪しい。

 もう1つは、当時のマンガ業界の状況である。
 当時マンガ業界で隆盛を誇っていたのは、鬼太郎に代表される妖怪ものではなく、「巨人の星」「あしたのジョー」「サインはV」などのスポ根マンガだった。
 特に43年に巨人の星がアニメ化されたことに伴い、スポ根マンガは次々とアニメ化され、それに伴い一大ムーブメントを巻き起こすこととなった、と言うのは、これまた今更言うまでもない事実である。
 上記の作品以外にも、同時期には「アタックNo.1」「柔道一直線」「タイガーマスク」などが連載されており、その流れは46年の「仮面ライダー」人気によって爆発する「第二次怪獣ブーム」と呼ばれる時期まで続くことになるのだ。
 時系列的にブームを追うと、「第一次怪獣ブーム」→「スポ根マンガ・アニメブーム」→「第二次怪獣ブーム(変身ブーム)」となるのが妥当な見方であり、この時期には妖怪ブームと呼ばれるべきムーブメントは発生していない。
 3期鬼太郎の頃はあくまで「鬼太郎ブーム」が巻き起こったわけであるし、そう考えると真なる意味での「妖怪ブーム」と呼ぶべきものは、未だかつて発生したことがないのかもしれない。

 別に僕は鬼太郎が人気なかったと言いたいわけじゃなく、鬼太郎関連のイベントだって行われたりしたのは事実である。
 しかし殊更に持ち上げてまで鬼太郎を礼賛することは、あまりよいことではないのではないかと考えるわけである。
 そんなことしなくたって、鬼太郎がすばらしい作品であることも、「妖怪」という概念が楽しく面白いものであることも、十分伝えられることなのだから。
posted by 銀河満月 at 17:17| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「怪 Vol.0022」鬼太郎情報

 昨日ようやく「怪」の最新号を買ってきた。これも例によって自宅近所の本屋では見つけられなかったので、わざわざ遠出して買ってきたわけである。
 普段は立ち読みで済ませているのだが、最新号には5期鬼太郎の最新情報を含めた鬼太郎特集が組まれているということで、購入したのだ。

 5期鬼太郎なんだけども、肝心?の声優情報は皆無。と言うか目玉親父を田の中勇氏が続投することにも触れられていない。
 ま、記事の書かれた時期を考えれば、これは仕方のないことか。
 何でも5期鬼太郎が追及するのは、妖怪という存在の持つ「不思議な魅力」だそうで、ただ怖いだけではなく、人情的だったり滑稽な面があったり、そういう部分も含めた妖怪のおかしみを表現していきたいとのこと。
 このへん、原作鬼太郎のみならず水木センセイの描く妖怪そのものが、そのような不可思議な魅力を備えていることは、ファンなら周知のことだろう。だからその魅力をあえてアニメ版で追求すると言うことは、ある意味4期と同じく「原作回帰」の方向性と言えなくもない。
 鬼太郎を単純な正義の味方としては描かない、とも触れられているが、これまた4期の鬼太郎も当初はそういうスタンスだったんだよなあ。でも日曜朝9時と言う時間帯で、そういう初志を貫徹することが出来るか、難しいところではあるね。

 今回、鬼太郎と仲良くしている妖怪たちは「妖怪横町」という、この世界とは違った世界にある町に住んでいるという設定らしい。
 猫娘は人間社会に溶け込んでおり、喫茶店でアルバイトをしているとのこと。この設定については賛否両論あるんだろうけど、既に人間社会に溶け込みまくっているねずみ男という存在もあることだし、この猫娘の新設定も十分許容できる範囲ではなかろうか。

 アニメ1話は水虎が登場、2話はねずみ男に絡んで巨大な妖怪、3話では夜叉が登場するらしい。
 水虎のデザインは、過去に登場した水状のものとは違い、水木センセイの妖怪図鑑などで見られる、あるいは「妖怪ラリー」に登場したバージョンの水虎に近い。
 と言っても「水と同化できる」という設定もあるようなので、原作と同じく、水状になっての攻撃もしてくるのだろう。

 鬼太郎の家は「ゲゲゲの沼の浮き島」に建っているらしい。歴代4作での鬼太郎の家を考えると、部屋の中に囲炉裏があるのは変な感じがするけど、確か1期の中でも部屋の中にある囲炉裏を使っているシーンがあったなあ。
 煮炊きに使う火はつるべ火とのことなので、いずれにしても火事の心配はないだろうけど(笑)。

 あとは実写版鬼太郎の紹介と、鬼太郎の歴史やキャラクター紹介などが掲載されている。
 注目なのは「幻の鬼太郎まんが傑作選」として、「大ボラ鬼太郎」など現在では読むことが困難な作品がいくつか掲載されていることだろう。これだけでも買う価値があると言っても過言ではない。
 正直な話、5期鬼太郎関連の話はカラー8ページしかないから、アニメ情報だけを求める人は買わないほうがいいかもしれないが、生粋の鬼太郎ファンならば絶対「買い」の一冊だろう。
posted by 銀河満月 at 00:26| Comment(0) | TrackBack(1) | マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月01日

やっと鬼太郎ミュージックファイル購入

 以前注文していた「ゲゲゲの鬼太郎60's+70'sミュージックファイル」が、ようやく届いた。
 目下聴いてるところなんだけども、さすがに毎日1期鬼太郎を見ているだけあって、音楽を聴くとアニメのシーンが色々とよみがえってくるなあ(笑)。

 鬼太郎は今更言うまでもなく「妖怪退治もの」であり、そのために基本はおどろおどろしい世界ではあるのだが、これまた今更言うまでもなく、単なる「おどろおどろしい世界」だけではない、実に複雑怪奇で面白い世界こそが、鬼太郎の世界の本質である。
 そんな鬼太郎の世界を音楽で表現するかのごとく、BGMも何とも起伏に富んでいる。
 平和象徴曲とかコメディテーマなんか聴いてると、とても「妖怪」とか「怪奇」なんてフレーズは浮かんでこない。
 この音楽における幅の広さも、アニメ鬼太郎の世界をより奥深い物とするのに貢献していることは間違いないだろう。

 今にして思うと、3期の音楽もコメディタッチの音楽はあくまで「コメディ曲」として突き抜けた感じになっており、そういう意味では1期・2期のオリジナル曲に近い組み立て方がなされていた。
 4期の音楽が一番「怪奇性」拠りになってしまい、そのためにコメディとか平和系の音楽ではっちゃけられなかったのではないだろうか。

 よく考えると、「妖怪が主人公の妖怪退治ものアニメ」なんて鬼太郎が初めてだったろうに、安易に「怪奇性」とか「恐怖感」というようなありきたりな感覚に拠ることなく、こんなにもバラエティー豊かなスコアを作ったんだよね。
 それが鬼太郎世界と絶妙にマッチしていた、ってのは上に書いたけども、作曲担当・いずみたく氏も、その事をちゃんと理解していたんだろうね。

 珠玉の名曲の数々、これからじっくり楽しんで聴くことにしよう。
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2007年02月24日

5期鬼太郎の声の主は…

目玉おやじの声優続投

 なんと、4月から放送の5期鬼太郎においても、田の中勇氏が目玉親父を担当することが決まったらしい。
 個人的にはかなり意外だった。さすがにもうやらないだろうと思っていたし、自分としては4期の時期から、かなりあの声を出すのは大変そうに感じられたので、本当に驚いている。
 しかしその一方、田の中氏以外のどんな声が目玉親父にあうのかと考えると、正直「田の中氏以外の声が目玉親父に被る」という概念自体が今ひとつ考えにくい状態になっており、そういう意味ではまさに田の中氏あってこその目玉親父とも言えてしまう。
 ともかく今回もがんばって目玉親父を演じていただきたいと思う。

 で、肝心の鬼太郎は高山みなみ女史に決定したらしい。
 東映公式サイトでは全然発表されてないのに、こんなスポーツ新聞の記事で先に情報出しちゃって、いいもんなんだろうかねえ?
 それはともかく、高山氏が演じるとなると、雰囲気としては4期の感じで、声域は3期のような明るい感じのものになるのだろうか。
 「マシュランボー」のマシュラみたいな感じの声で演じれば、やんちゃな側面もあった1期の鬼太郎に近い感じになるかもしれないな。
 間違っても乱太郎のイメージで演じないでください(笑)。コナン系の演じ方だと変に偉ぶってるように聞こえてしまうから、その辺も注意した方がいいかもなあ。
 あとはねずみ男が誰になるかだな。もちろんそれ以外のメンバーも気になるけど。

 そう言やOPは泉谷しげる、EDは長井秀和が歌うらしいね。
 これもこれでどうかとは思うが、たぶん旧来のファンが3期の主題歌を吉幾三が歌うと聞いた時も、こんな複雑な心境になったのだろうなと考えると、今回の人選についても過剰に騒ぐ気持ちは失せてくるから不思議なものだ。
posted by 銀河満月 at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月10日

5期鬼太郎、メインスタッフ発表

 今月発売のアニメ雑誌などで、5期鬼太郎のメインスタッフが公表された。
 キャストについてはまだ公表されていないのが少々残念ではあるが、お楽しみ?は後にとっておくことにするか。

 で、そのスタッフ。
 シリーズディレクターは貝澤幸男。4期鬼太郎での秀作と名高い「ギターの戦慄!夜叉」を手がけた人である。
 貝澤氏は早々に4期鬼太郎から離れてしまったため、4期鬼太郎全体に対する貢献度は低いのだが、手がけた作品の出来は確かなので、ぜひ最新作でもその腕を発揮して欲しいものである。
 貝澤氏がシリーズディレクターを務めた最近の作品としては、「貧乏姉妹物語」がある。僕はこの作品にあまり良い印象を抱いていないのだが、これはあくまで僕個人の印象であり、話自体は非常に丁寧に仕上がっていた。
 前述の「夜叉」の時もそうなのだが、作品全体を内包している独自の空気を、話の中にさりげなく織り交ぜて表現するのが非常にうまいので、鬼太郎においてもそういう丁寧な世界観構築をしてくれればいいなと思う。

 作画監督は上野ケン。4期における「キャラクターデザイン・総作画監督」という感じだろうか。
 「貧乏姉妹物語」では総作画監督として活躍していたが、個人的に貝澤氏と組んだ作品としては、テレビアニメ版の「守護月天!」を思い浮かべてしまう。
 あの作品がダメだった原因は他にもいろいろあるんだろうけども、鬼太郎が月天の轍を踏んでしまわないことを祈ろうか。
 ただ「貧乏姉妹〜」の方では、作画の崩れがほとんど発生しておらず、その意味ではきちんと仕事をこなしていたようなので、単純な作画面に関してはあまり心配しなくてもいいのかな。
 と言っても全10話の「貧乏姉妹〜」と、(恐らくは)長期作になるであろう鬼太郎とを一概に比べられないのも事実なんだけど。

 脚本は「長谷川圭一、三条陸 他」となっている。
 個人的には三条氏の参入が非常に喜ばしい。つい去年、「ガイキング」であれだけ面白い話を作り上げた人だから、きっと鬼太郎についても原作を熟知した上で面白い脚本を書き上げてくれることだろう。
 ただガイキングの時もそうだったけど、最初はあまり作品の世界観に馴染めないようなので、どちらかと言えばスローアップの人、と言うことになるのだろうか。
 長谷川圭一氏も同じくガイキングに参加していたけども、どちらかと言えば長谷川氏は平成ウルトラマンの脚本家、と表現すべきかな。
 「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」はもちろん面白かったのだけど、台詞回しに臭い部分が多々あるんで、その辺は実写作品でのネックだったのだけども、アニメではあまり違和感は感じないかな。

 メインスタッフについての印象はこんなものかなあ。シリーズ構成とか音楽とか、他にも知りたい情報はたくさんあるが、次の情報が公開されるのはいつになるだろうか。


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2007年02月06日

パンプキン・シザーズ Episode.18「小さな戦力」感想

 さて、今週のパンプキン・シザーズである。
 前話までが重苦しい話であり、次回以降の舞踏会編もまたヘビーな話になってしまうので、今話ではちょっと骨休めというところか。
 原作でも今回の話はほとんどコメディ調で描かれているだけに、アニメでもほぼそのままに描いていた。

 前話までの地下水道編でなんとも後味の悪い結果に終わってしまった陸情3課。で、意気消沈したままの3課メンバーを元気付けるため、ステッキン曹長があの手この手の作戦を実行する…、と言うのが今回の話。
 …文字で書くとやけにあっさりだな(笑)。
 まあ今回の話は、ステッキンの活躍ぶりがほぼすべてではある。だから逆を言えば、ステッキンというキャラクターにどういう感情を抱いているかで、今話の感想が決まってしまうと言ってもいいだろうな。
 マーチスの一人上手という原作での本編外小ネタの織り交ぜ方も、今回はスムーズだったと思う。
 個人的に受けたのは、オレルドが伍長を「男だったら誰でも元気になる店」へ連れて行こうとしていた時、なぜだかミョーに興奮していたマーキュリー号(笑)。

 しかしステッキンの考案した踊りの歌が、やけに凝った歌詞になっていたので、なんなんだろうなと思っていたら、エンディングがあんなことになっていたのですね。
 これで舞踏会編に突入したら、また本編とEDとのギャップがすごいことになってしまうな。

 もちろんそういうお笑い要素ばかりではなく、正体不明の組織(銀の車輪結社)の存在を、1課の面々が本格的に認識したり、3課がこなしてきた「戦災復興」という行為の是非・意味について一石を投じるオレルドと伍長の会話など、要所要所で深みのあるシーンが顕在している。
 そして一番はステッキンの過去話だろう。もちろん伍長のような重い過去というわけではないけども、「誰でも自分だけのものを背負っている」ことを一番伍長に効果的に伝えるには、ステッキンの過去話が最適だったと思われる。

 次回からはいよいよ舞踏会編。アリスにとっても伍長にとっても非常に大事な挿話だから、面白く仕上げて欲しいものである。


 …どうでもいいけど、ツナギ服なのにあんなに出るとこ出っ張ってるウェブナー中尉、凄すぎです(笑)。
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2007年02月02日

「第5期」ゲゲゲの鬼太郎、本格始動

 東映アニメーションのサイトに、第5期鬼太郎のサイトがオープンした。

 以前から「墓場の鬼太郎」のタイトルで5期スタートの動きがあったことは知っていたけど、第4期終了から10年ほど経った今という時期に、五度目のアニメ化というわけだ。
 これにより鬼太郎は天才バカボンを抑えて、史上最多のリメイク回数を誇る作品になった。
 本当なら漫画のアニメ化って言うのは、こういう風にアニメ化の機運が盛り上がるまで待って、盛り上がってきた時に満を持して発表、っていうやり方が一番いいんだろうな。
 下手に何十年も続ければいいというものではないのかもしれない。

 で、この5期鬼太郎なんだけども、古参の鬼太郎ファンはやっぱり公式サイトのトップページを見て、多少なりとも衝撃を受けたんじゃないだろうか。
 鬼太郎、ねずみ男、ねこ娘の「目」が、なんか爽やかなものになっている。
 別にそれが変ってわけではないんだけども、原作の絵からも、歴代アニメ作品の絵からも大きく逸脱した「目」になっていることは確かだろう。
 思えば初めて4期のキャラデザインを見た時は、予想以上に原作に似せていたので驚いたものだったけど、今回の驚きはそれとはまた別種のものだ。これまでの鬼太郎のデザイン的な概念というか、捉え方を大きく覆すものになっている。
 1期・2期に慣れ親しんだ世代が、初めて3期のデザインを見た時も、このような衝撃を味わったのだろうか。

 その一方で、砂かけ、子なき、一反木綿、ぬりかべはあんまり変わらないデザインになっており、彩色も陰影を強調していて、絵柄の爽やかさとのアンバランスさを生み出している。このアンバランスさが5期の鍵になるのだろうか。
 少なくとも「水木先生の絵にできる限り近づける」ことはしていないようなので、作品そのものもそのような理念の下に作られるのだろうか。
 アクション重視の3期、原作回帰(中途から迷走したけど)の4期に続き、5期はどのような作品になるか、興味は尽きない。

 しかしやはり気になるのは声だね。この絵を見るに、なんか今までの鬼太郎よりは爽やかで線の細そうなイメージがあるから、声もいわゆるヒーロー声の類にはならないかもしれない。
 一方でねこ娘なんかは、4期の西村ちなみの声がそのまま当てはまりそうな感じがするし、ねずみ男達に至っては見当もつかない。
 一番気になるのは目玉親父の声だけども、年齢を考えても田の中勇はしないんじゃないだろうか。
 春公開の実写版でも親父の声を担当されているそうだけど、さすがにテレビのレギュラーで毎回親父の声を出すのはきついように思う。

 何はともあれ5期鬼太郎も本格的に始動した。後は周辺情報を吟味しつつ、春の本放送開始を楽しみに待つとしようかな。
 しかしねこ娘はリメイクを繰り返すごとに、どんどん美少女になっていくな。いや、もちろん嬉しいけど(笑)。
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2007年01月31日

パンプキン・シザーズ 第17話「なお救われぬ闇たち」感想

 さて、1週空いてしまったが、パンプキン・シザーズの感想である。
 地下水道編のクライマックスと言うことで、全編にわたって緊張感溢れる力作となっていた。

 前話からの引きで描かれる、メーネをふるってのアリスの戦いだけども、元々メーネという武器が「重い」こともあってか、剣を軽快に振り回してのスピーディーな戦いを見ることはできなかった。これはちょっと残念。
 かと言ってメーネの重量を生かした剣戟をきちんと見せられていたかと言うと、クレイモア・ワン副長戦でこそ目を見張るシーンがあったものの、後は消化不良という感じ。
 疲労しきったアリスの表情はうまく描かれていたけどね。

 むしろハンクスとコネリーのやり取りの方が、Aパートでは光っていたと思う。
 劇中でのコネリー少佐の考え方を「悪いこと」と断じるのは簡単だけども、コネリー自身は決して悪人ではない。
 軍の資金を向上させるためのヒンメル市場独占にしたって、これは後々の話でわかることだけども、決して私欲のために行おうとしていたわけではない。彼は彼で国家の安全を第一に考えており、そのための方法として、軍資金を潤沢にするための手段を取ろうとしただけだ。
 ハンクスも言っていたけど、方法論が違うだけで「任務に忠実」という点では、2人は同じことをしているといってもいい。
 だからこそ相手を説得して納得させる、というような安易な展開ではなく、政治的な駆け引きで妥協案を採ったというわけである。
 なんとも厳しい世界ではある。

 そして後半は伍長とハンスの決戦。ハンスの身の上に同情した伍長は、ハンスを救いたい一心でハンスの前に身を晒しながらも、結局戦う羽目になってしまう。
 火炎放射という非人道的兵器をハンスが使ってくれば、それに対抗して伍長も手榴弾の至近距離爆発という常識外れの方法で、体にまとわりついた炎を消滅させる。その手段に驚愕するマーチスの表情もまた絶品。
 伍長は寸手のところで攻撃の手を止め、自分たちが仲間であることを訴える。原作では「仲間」という言葉を伍長自身の口から言うことはなかったけども、この言葉を伍長に言わせたことで、ハンス自身が最後の最後に伍長に対して仲間意識をはっきりと抱き、その瞬間に蜂の巣になってしまうことで、伍長のしたことが一瞬にして無駄に終わってしまったという悲劇性を際立たせていた。

 結局今回もまた3課は何一つ解決することはできなかったし、真相を暴くこともできなかった。泣き続ける伍長も、そんな伍長に近寄ることもできないアリスの姿も痛々しい。
 この地下水道編は原作でもかなり救いのない終わり方を迎えているのだけども、アニメの方も比較的きちんと原作における「救いのなさ」を描いていた。
 次回以降の話でこの作品なりの「救い」を見せることができるのか、楽しみである。
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2007年01月30日

2006年度冬季新番アニメ感想

 前PCの動作がやけに重いと前に書いたのだけども、どうやらそれは新たにインストールしたウィルスバスター2007のせいらしいことが、色々調べてわかってきた。
 こりゃ今回の新PCにはウィルスバスター以外のソフトを入れた方がよさそうだなあ。
 とりあえずマカフィーのウィルススキャンが入ってはいるけど、これをそのまま使っていいもんなのか、それともノートン先生にすべきなのか、悩むところだ。

 さてさて、すっかり忘れていたけども、今月から放送が開始されたアニメ作品の感想を書いてみようと思う。
 今期はそれほど見ているアニメは多くないので、視聴も今の所は楽になっている。おかげで鬼太郎やバイファムを見る時間もあるわけだ(笑)。

・Saint October
 実家で録画しているため、1話しか見ていないのだけども、1話を見た限りでは正直よくわからない(笑)。
 OPは確かに笑える映像ではあったけども、「歌詞を表示させる」という命題をこなす上では、ああいう演出の仕方もありかとは思う。
 ただあの演出はギャグアニメのものだよな。

・デルトラクエスト
 1話はたいしたことなかったんだけど、3話あたりから地味に面白くなってきた。
 まだ「冒険している」という感じはそれほどしないのだけど、そこんところをこれからどんどん面白くしていけば、意外と化けるかもしれない。

・がくえんゆーとぴあ まなびストレート!
 1話は普通に見られて、2話で早くもワンパターンに落ちるのかと思いきや、3話から結構シリアスな雰囲気も盛り込まれるようになってきて、かわいいキャラクターとのアンバランス加減がいい感じになりつつあるように思う。
 主人公のまなびを空回りさせずに見せているところはうまいね。周囲の人間も殊更まなびに影響を受けるでもなく、感じ入るところを見せながらもあくまでマイペースを保っていて、単なるお涙頂戴作品に堕していないところは好感が持てる。

 どうでもいいけど4話の冒頭は個人的にきつかったなあ。

・Master of Epic The Animation Age
 言ってない!俺は言ってない!
 ワラゲッチャーだけを楽しみに毎回見てるなんて、俺は一言も言ってないよ!!
 5人の走り方がかわいいとか、宮崎羽衣ボイスの「がるるのるー♪」が激萌えだとか、そんなことはまったく考えちゃいねえよ!!

 …ま、そんなアニメだってことで(笑)。
 テレビアニメで鶴ひろみの声を聞くのも久しぶりな気がするね。

・ひだまりスケッチ
 こちらは本当にマイペースに進んでいく話だね。あんまり難しく考えることなく見ていればいいということなんだろうか。
 タイトルどおり、「ひだまり」にいるようなほんわかした気分にさせてくれるアニメになればいいんじゃないかね。
 吉野家先生がいい味を出しておりますな。

・Venus Versus Virus
 主題歌は個人的にヒット。CD買ってしまおうかなあ。
 肝心の本編は、2話まで見た時点ではよくわからん。化け物とのバトルありの「ゴーストハント」みたいな感じになるのか?
 正直こういう化け物退治の話もいい加減食傷気味なんだけど、何でなのかと考えてみると、こういう話って結局、敵味方のレギュラー陣ばかりに焦点が当たって、毎回具体的に戦っている化け物にさほどの個性が与えられていないからなんだよね。
 そういう作品なんだからと言ってしまえばそれまでなんだけど、バトルを描くならばやっぱりバトルを話の中心と捉えて話作りをしたほうがいいんじゃないだろうか。
 1期鬼太郎を見ながら、ふとそんなことを考えてしまうわけである。

 つーかぶっちゃけ1期鬼太郎の方が面白い(笑)。

・月面兎兵器ミーナ
 ジョージ・ナカタは何をやってるんだ、オイ。

 それはともかく、今の所は普通に面白いんじゃないだろうか。学生・アナウンサー・変身ヒロインと、1人のキャラクターで3つのシチュエーションを見せなければならないというのは、非常に困難な作業だと思うけど、今の所はそれほど過不足なく見せられていると思う。
 でも設定だとミーナはもっとたくさんいるんだよなあ。1クール放送だとして、そんなにいっぱい登場させられるんだろうか。
 もしかしたらそこまで深くは考えていないのかもしれないが。

 キャロットウェポンが乳に食い込む描写は思わずハッとしてしまった(笑)が、さすがオタク向けアニメってとこか。
 いくら胸とはいえあれだけ食い込むと痛そうだけど、女のおっぱいは「世界三大やわらか〜い」の1つらしいから、たぶん大丈夫なんだろう(←冬コミでどんな同人買ったかモロバレのネタ)。


 今期で見ているのはこんなもんか。
 介錯原作のアニメもなんかあったようだけど、さすがの僕も「鍵姫物語」で懲りたので、当分介錯アニメは見ないと思う。

 ま、一番楽しみにしてるのは、来月からの「アクマイザー3」なんだけどな(笑)!
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2007年01月17日

パンプキン・シザーズ 第15話「迷走する選択」感想

 さて、今週のパンプキン・シザーズである。今まで起きた様々な事件の裏で暗躍していた(と思われる)組織が遂に現れ、ここにきて物語世界も急展開を迎える感じ。

 …そのはずだし、実際原作では盛り上がってくるのだけども、今回は今一つ消化不良な感じがしてしまった。
 全体的に作画が微妙だったのが、やはりその原因だろうな。
 絵が下手というわけじゃなくて、動くべき時に動いていない感じがした。ハンスと対峙した伍長の構え方も、なんか「銃を構える」感じじゃなかったし。
 マリエルを救うために行ったオレルドとマーチスの芝居は、今話での見所の一つだったんだけども、オレルド達が殴られているシーンもいまいち精彩に欠けてしまっていたため、盛り上がらずに終わってしまった感がある。
 一芝居うってるシーン自体は、アニメオリジナルの細かい演出が挿入されてて面白かったんだけどね。やっぱああいうシーンは実際の悲鳴が入ると一味違うよな(アホ)。

 良かった点としては、伍長が入院したあともしばらくは水道局とのいたちごっこを3課が続けていたところかな。
 原作ではハンスと初対決したその次の日に、もう伍長は退院して再び水道局に乗り込むことになるのだけども、入院してその日にすぐ退院という流れはちょっと不自然だったので、この改変は良いアレンジだったと思う。
 尤もその分メッツが改心するに至るまでの流れが強引になった点も否めないのだが。
 局長の家でハンスを偶然見つけ、にもかかわらず無傷で逃げられたと言うのは、さすがに無理がありすぎた。
 そう言えばハンスも原作ではちょっと子供じみた口調だったけども、アニメでは普通の言葉遣いになっていたね。

 入院した伍長にアリスが付き添っていたというオリジナルの描写も良かった。伍長が眠っている間もずっと傍にいたであろうと考えると、現在の伍長に対するアリスの気持ちが垣間見えるようで、なかなか興味深い。

 見せ場は色々用意されていたにもかかわらず、それをうまく見せることが出来なかったというのが、今話の感想だな。これは演出に問題があったのだろうか。
 いぶし銀の魅力を見せてくれたハンクス大尉が救いと言うとこか。コネリー少佐も今までのエキセントリックな面とはまた違った部分を見せてくれ、次回以降の2人のやり取りも楽しみなところである。

 次回はいよいよ「第一の大剣」ことクレイモア・ワンが登場し、アリスが双剣メーネを振るう時。
 ハンスと伍長の決戦は次々回かな。
posted by 銀河満月 at 01:32| Comment(0) | TrackBack(24) | マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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