当初は行く予定はなかったのだけど、普段からお世話になっているおおはたさんにお誘いを受け、僕も一度はひだまり関連のイベントに参加してみたい気持ちもあったので、参加してみたわけなのである。
始まる前に「色々とすごいですよ」とおおはたさんから言われていたのだが、始まってみるとそのすごさを実感できた。
歌やトークにお絵かきと、やっていることそのものを言葉で書けばそれほど変なものでもないのだが、その一つ一つが非常に密度の濃いものになっていて非常に楽しかった。
ネタも最初から満載、と言うより飛ばしまくってた。まさか最初からオバマ大統領が出てくるとは。
各コーナーも実にオリジナリティ溢れる(笑)コーナー名になっており、コーナー名が出てくるたびにみんな大笑いだった。
コーナーごとの詳細については、既に色んなところで紹介されていると思うので、今さら書くことはしないが、今回のイベントで一番おいしいところを持っていっていたのは、やっぱり校長先生役のチョーさんだったのではないだろうか。
開演前のアナウンスは録音だったようだけど、本番中にご本人が自ら登場。当初はお面を被っていたので本人かどうかわからなかったのだけど、お面を取って本人であることが判明した瞬間、会場内が一気に沸きかえったのはすごかった。ある意味最高の盛り上がりだったのかもしれない。
その後のコーナーにもずっと参加し、「おとこのこおんなのこパズル」を始めとした歌にも参加。
お絵かきクイズ形式のコーナー「曜日対抗ひだまり選手権」では、往年の絵描きスキルを発揮して、会場内を感嘆させていた。
最後にはご本人作詞作曲の歌「ゴミ収集車の歌」を披露しただけでなく、チョーさんのファンだと言う水橋かおりさんが「たんけんぼくのまち」を歌いながら登場し、チョーさんとのデュエット、そして最後には会場内全員で大合唱。
これだけでも参加した甲斐があったというものである。
他の声優陣も、3年・2年組はさすがに息の合った掛け合いが繰り広げられ、特に話に聞いていた通り、アスミンは始終しゃべりまくっていた(笑)。
前述のお絵かきクイズでは新谷画伯の「ハイジ」が偉いことになってしまっていたが、それをハイジと見て取れた後藤さんはそれ以上にすごかった。僕には全然わかりませんでしたよ。
1年組の描いた「痴呆症のサ○エさん」やら、marble組の描いた「かわいいダース・ベイダー」やらも、良くも悪くも個性的で面白かったが、先生組で松来さんの描いた「ルフィ」を、ワンピースに出演中のチョーさんがルフィだと理解できず、「死んでお詫びしなくては!あ、私死んでました」とセルフツッコミしたのは受けた。
各々の似顔絵を書くコーナーでは、意外と全員とも特徴を捉えた似顔絵になっていた。中でもやはりチョーさんの描いた松来さんの似顔絵はよく似ており(松来さん本人は否定してたけど)、小見川さんの描いた原田さん似顔絵は、顔と言うより胸を強調していたところも会場を沸かせていた。
会場を沸かせたと言えば、「ひだまりにおける癒しキャラを描く」というお題で、ほとんどの人がうめ先生を描く中、チョーさんはゆのがお風呂に入る時に使うアヒルちゃんを描き、「男だから(お風呂シーンを)見るに決まってるでしょ!みんなそうだよね!」を会場に呼びかけた時、ほぼ全員が大声でそれに同意していたのもおかしかった。
僕ももちろん同意しましたよ(笑)。
1年生組の2人は、まだ4人の輪の中には完全に入り込めていない印象を受けた。と言うよりひだまり関連のイベントが初めてのようなものだから、単にイベント慣れしていないだけだったのかもしれない。
ただ歌を歌ってる時の原田さんのフリフリダンスは、かなり印象に残りました(笑)。
アンコールも2回行われたうえに、最後の最後に歌われた「スケッチスイッチ☆☆☆」は、サビの部分を6回繰り返すと言う、かなりハードなバージョンだった。
最初は出演者が交代して4回歌い、5回目は会場の人たちが歌い、6回目で全員歌うと言う流れだったのだが、最後の最後で出演者も参加者も結構疲れていたと言うこともあり、盛り上がり方も異様と言うか、半ばやけ気味のテンションになっていた。
あの時の感覚は、その場にいないとちょっとわかりにくいと思う。
結局イベント自体は4時間ほどの長丁場になったけども、その時間に見合うだけの充実した内容だった。
正直、アニメとかゲーム関連のイベントで、これほどに楽しいと感じられたイベントは、僕にとって初めてだったように思う。
ひだまつりは原則としてDVDなどのソフト化はしないようだが、逆にソフト化を前提としないからこそのフリーダムさ、ある種のやりたい放題さが、いい方向に働いているのではないだろうか。
アニメ自体は3月で終わってしまい、4期以降が制作されるかどうかなどはまったく不明ではあるが、こういうイベント自体もイベントで感じられた空気も大事にしていって欲しいと思うし、いちファンとしても大事にできればいいなと思う。