2005年06月29日

手折られ花は恨み花

 テレビ埼玉で放送されていた新必殺仕置人が一昨日終わり、昨日から必殺商売人が始まった。この作品は関東ではあまり再放送されることがなかったようで、僕も真面目に見るのは始めてである。早速録画して1話のみ視聴してみた。
 序盤の展開は面白かった。新仕置からの残留組である主水と正八の2人に、新たな、そしてこの時点では謎の仕置人であるおせいと新次が絡んでくると言う構図は、後期仕事人シリーズの1話で割とよく見るパターンだけど、商売人の時点では結構珍しかったのではないかと思う。仕業人の時はまたちょっと別だからね。序盤の主水たちの会話に「寅の会」が上っていたのが嬉しかった。
 ただ後半の展開がちょっと…。2人の少年少女の交流とかいいシーンもあるんだけど、肝心の仕置が今一つしまらなかったかな。まだ今話の時点では正式な仲間になっていないこともあるし、主水側と新次側が対峙するシーンも含めて、これはこれで雰囲気は出てるんだけどね。
 あとやっぱり劇伴担当が変わると、作品の雰囲気自体も結構ガラッと変わるねえ。別の番組みたいだ(笑)。仕置のテーマは気に入ってるけどね。

 ともあれ商売人はほぼ未見の作品なんで、これからも楽しく見ていくことにしよう。新仕置終了後、仕事人開始前と言う、明らかにちょっと微妙な時期に生み出された主水作品なんで、そういう状況ならではの面白さとかを発見できればいいなあ。
 ただ問題が一つ。もうすぐ高校野球予選の放送が始まるから、一時放送が中断されちまうんだよな(笑)。
posted by 銀河満月 at 21:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 必殺シリーズ・時代劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月11日

人には誰も一度や二度は 別れが心底から辛いことがある

 8日、助け人走るDVD−BOXの下巻が発売されたので、もちろん速攻で購入した。いやー、助け人ももちろん大好きなシリーズなんだけど、特にこの下巻に収録されている話には深い思い出があるのだ。

 早速帰宅して「逃亡大商売」を視聴。実はこの話を今から10年近く前、高校時代に初めて見て、その素晴らしさに感動し、それによって本格的に必殺にはまることとなったのだ。
 前話の「悲痛大解散」で解散状態になってしまったのもショックだったのだけど、そんな危機的状況の中で、あえて裏稼業に改めて身を投じる主人公連の覚悟の見せ方が非常にカッコよく、それを体現しているかのようなラストの殺陣も相俟って、僕にとって忘れられない一編となったのである。
 尤もこれ以降は、始終町方に監視されていると言う状況が前提になるため、序盤のような陽性の空気はほとんどなくなってしまうものの、逆にその陽性の空気を知っているからこそ、現在の状況の中で必死に抗う助け人たちに感情移入することが容易になるわけだ。

 ともかくこれで助け人も全話揃った。それ以降の話はおいおい見ていくことにしよう。
 さて次回は新仕置かあ…。親とケンカしてまでLD−BOX買ったのも、今となってはいい思い出だな(笑)。
posted by 銀河満月 at 17:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 必殺シリーズ・時代劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする