2008年02月19日

墓場鬼太郎6話「水神様」感想

 誕生〜寝子の死と、原作での初期編も一段落し、新章開始となった「墓場鬼太郎」。
 今回は今までと比較すると、物語展開は原作に忠実なものとなっていた。
 鬼太郎が借金の取りたて屋となって、物の怪や水神から借金を取り立てようとしたり、怒った水神が暴れだして、さながら怪獣映画のような攻防戦が展開したりと、まさにカオスな展開が、原作どおりに描かれていた。
 特に水神様と防衛隊(自衛隊?)の攻防戦では、まだ街中に電線が張り巡らされている時代の市街地がきちんと描かれており、まるで昭和30年代当時の怪獣映画を見ているようだった(まあ怪獣映画でも、街中の電線は省略されることが多々あったけども)。
 水神様のせいで警視総監が溶けてしまったり、大空つばめ(「ひばり」じゃなかったね)を助けようとして水の中に飛び込む間抜けな人たちもきちんと描いていたのには感心した。
 水の中に飛び込む連中なんか、省略したって全然構わないのにね。
 借金取立ての時に鬼太郎が身に着けたハチマキが、特攻隊をイメージするものでなくなっていたのは、さすがに仕方がないことかな。

 今話の最大の見所は、やはり原作ではいつの間にかいなくなってしまっていた水木の最期がしっかりと描かれたことだろう。
 水神様に飲み込まれてしまう寸前、鬼太郎に助けを求めながらも、「じゃ」とだけ告げられ見捨てられてしまうと言う、なんとも救いのない最期が用意されていた。
 原作ではいつの間にやらフェードアウトしてしまっていたことを思えば、きちんと最期が描かれたことはむしろアニメ化による功の部分だと思うのだけど、さすがに最期がこれではやりきれない。
 しかしこのあまりにもあっさりとした最期を「水木」というキャラクターで見せてくれたことにより、次回で描かれるであろう、ニセ鬼太郎のあっけない死に様に、俄然期待感が沸いてきた。
 ニセ鬼太郎が死ぬシーンは一切の感情移入を廃し、本当に話の流れの一部として自然に消化して欲しいものである。

 しかしあまりにも原作に忠実に描かれると、逆に書くことがなくなってしまうな。
 来週は話の流れとしてはガマ令嬢がメインになるのかな。
posted by 銀河満月 at 00:02| Comment(0) | TrackBack(2) | 墓場鬼太郎感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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