ここにきて話の順番までも大きく変えて、本来ならもっと後(ニセ鬼太郎が登場し、彼が地獄から戻ってきた後)に登場するはずの「物の怪」が登場してきてしまったのだ。
話の流れと寝子の扱い方などから考えても、当面は寝子が中心となって話が流れていくことになるらしい。
原作では今回の話の時点で鬼太郎は寝子の正体を知ることになるわけだが、今回では寝子はねずみ男の気配を察知した時に鼻をひくつかせるだけで、猫娘としての本性はまだ見せていない。
今回はトランプ重井が吸血木となり、そこから復活するまでを軸にしているところからみても、このアニメでは1話につき1つの挿話に集中して話をつなげていくという手法になるのだろうか。
まあ正直な話、原作での「吸血鬼と猫娘」から「地獄の散歩道」までの流れは、物語上の重要なファクターがあまりにも多くちりばめられすぎており、今回のアニメのような早い展開だとわけがわからなくなる可能性もあるから、この判断は冒険ではあるが、「漫画のアニメ化」における手法としては間違ったものではないだろう。
その分寝子関連の描写には力が入っており、具体的には鬼太郎親子が「ねこや」に下宿するまでの細かい経緯が加えられていた。
寝子に事実上一目惚れした鬼太郎が、これ幸いとねこやに下宿するようになり、さらには寝子の影響を受けて学校に行くことを決意する下りは、水木作品の特徴である「怪奇な存在が発する人間臭さ」を端的に現していて面白かった。
中川翔子の演技もそれほど悪くはない。セリフの数が多くなるととたんに早口になってしまう感じはしたけども、それほど絶望するほど悪くはないだろう。
むしろトランプさんのほうが台無しだったように思う。
物の怪の声は4期「ゲゲゲの鬼太郎」でレギュラーを張っていた塩屋浩三さん。新旧様々な鬼太郎作品に出演した方々が、一堂に会して共演するという光景を楽しむのは、長い間親しんできたファンにだけ許される特権ですなあ。
次回はいよいよ寝子がメインの話。ニセ鬼太郎はまだ登場しないようなので、どんな風に話がつながっていくのか、興味は尽きないね。
相変わらず「ゲゲゲ」「墓場」とも十二分に堪能して、これでもかというくらいの鬼太郎ライフを送っています。
原作を知っている方にとって墓場アニメの2・3話はあまり評判が良くないようですね。
でも、僕のように原作を知らないものにとっては普通に面白かったです。
確かにかなり駆け足な感はありましたが、あそこまでテンポが良いと逆に気持ちよかったですし、1話に1エピソードという構成も墓場初心者には非常に見やすいです。
東京では今夜いよいよ4話が放送ですか。
実は寝子ちゃんのエピソードだけは軽く知っているので、アレンジ具合など、最も注目している話だったりするんです。
原作と同じ結末になるんでしょうか…とても気になります。
しょこたんによると寝子は5話までの登場だそうです。
ちなみに、今日からニセ鬼太郎登場するみたいですよ(^_^)
詳しくは、フジテレビの番組紹介へ(笑)
≫確かにかなり駆け足な感はありましたが、あそこまでテンポが良いと逆に気持ちよかったですし、1話に1エピソードという構成も墓場初心者には非常に見やすいです。
僕も3話までの感想を書いてから、少し反省しているところです。
僕はあくまで原作既読の立場で感想を書いたわけですが、
当然ながら視聴者の中には原作を見たことのない人がいるし、そういう人達にこそ「墓場鬼太郎」という作品の面白さを理解してもらわないと意味がないわけですからね。
駆け足ではありますがシンプルな話作りを行っているスタッフのやり方は、間違ってはいないと思います。
≫原作と同じ結末になるんでしょうか…とても気になります。
4話の感想も既に書いていますが、
原作以上に鬼太郎と寝子の関係がクローズアップされていただけに、
原作どおりの結末は悲しかったですね。
あのあたりの流れは「アニメ化されて良かった」と素直に思える部分ではないでしょうか。