2008年01月31日

墓場鬼太郎2話「夜叉対ドラキュラ四世」感想

 のっけからこういうことを書きたくはないが、今回はかなり期待はずれだったなあ。
 展開が早いのは仕方ないにしても、今回は早さ以上に展開の強引さが目に付いてしまった。
 夜叉が経営している下宿屋に水木の上司である社長が偶然やってくるなんて、いくらなんでも無理がありすぎるだろう。
 それに夜叉のやっていることも鬼太郎の魂を抜いただけで、具体的に人間の犠牲者が描かれていないのが残念だった。せめて「腕利きの刑事」くらいは登場させて欲しかったものだ。

 今話はねずみ男の初登場回だったけど、ねずみ男はさすがにうまく表現されていた。貸本時代のねずみ男だけが持っていた「正体不明の自由な男」という雰囲気をきちんと漂わせていたのはうまい。
 実際ねずみ男は自分の思いついたことにあくまで忠実に行動するだけなので、本当の意味での自由人と取ることも出来るわけで、そういう意味では今回でも見られた一貫性のないように見える行動は、非常にねずみ男らしいものといえるだろう。
 鬼太郎を木でぶっ叩いて金をせしめるあたりは、実にらしくて良い。
 あそこで金をせしめるのは、原作でのドラム缶いっぱいの血液を得るまでの過程を省いた分なのかな?

 次回はお待ちかね?の寝子さんが登場。予告を見る限りだと、その登場シークエンスも原作とは異なるものになるようだから、どんな風になるのか楽しみではある。 
posted by 銀河満月 at 00:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 墓場鬼太郎感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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