2007年12月20日

「Christmas for you!」とアノ歌

 昨日、アイマスの最新CD「Christmas for you!」が届いた。
 僕も最近はアイマス関連のCDをちょくちょく買うようになってはきているものの、このCDに関しては当初買う予定はなかった。
 しかし収録楽曲を見てピーンと来てしまい(笑)、購入に踏み切ってしまったのだ。

 その収録楽曲とはもちろん、高槻やよいの歌うカバー曲「サンタクロースはどこのひと」のことである。
 ぶっちゃけ新曲「メリー」や曲間トークよりも、こっちの方が目当てだった(笑)。

 このブログを見ているような人なら今更説明するまでもなく、「サンタクロースはどこのひと」とは、大山ドラ時代の挿入歌・ED曲である。
 EDと言っても83年のクリスマス時期に数回、あとは96年と97年のクリスマススペシャルでのEDとして使用されただけで、作品中で使われた回数は10回にも満たない、ED曲としては幻の部類に入る曲である。
 しかしこの曲の完成度はかなり高い。大山のぶ代の声もさることながら、詞の内容が本当に子供の目線に立った内容になっており、聴いていると子供が「サンタクロース」という存在について、子供なりに懸命に考えている微笑ましい光景が目に浮かぶようだ。
 もちろん曲の方もリリカルな感じの菊池メロディでまとめられており、何度聴いても飽きが来ない、まさに名曲の部類に入る局だと個人的には思っている。
 あの頃のアニメドラの楽曲はどれもレベルが高かったなあ…。

 僕自身の記憶に残っているのは、96年と97年のスペシャル時に放送されたものだけども、たったそれだけであっても僕にとっては強く印象に残る曲だった。
 その曲がアイマスのCDでカバーされ、しかも歌うのがやよいと来たら買わないわけには行かないだろう。

 で、早速聴いてみたら、「見てれぅ」とか「のろんりん」で一世を風靡?したやよいらしい歌唱になっていて、思わず笑ってしまった。
 「あかいぼうしをかぶってる」という部分が、「かぶってれぅ」と聴こえてしまっているあたりは、さすがと言うべきか何なのか。
 大山歌唱の時は、サンタクロースのことをあれこれ考えている子供を、どこか別の場所から微笑ましく見守っている第三者(強いて言えば「天の声」かな)が歌っている、という印象が強かったが(作品的に言えば天の声じゃなくて「ドラえもん」になるんだろう)、今回のやよいこと仁後真耶子歌唱の場合は、文字通り子供が主役の歌になっている。
 どちらがいいとか悪いとかではなく、歌唱者の声1つでこれほど印象が変わってしまうものなのかと、単純に驚いてしまった。
 弟たちの面倒をきちんと見ている優しいお姉さんという設定のやよいが歌うにはふさわしい楽曲だったろう。
 何より数あるクリスマスソングからこの歌を選曲したスタッフに感謝したいところだ。
 この歌の歌詞は、今となっては古風な七五調でまとめられており、そういう曲はCD中でもこの歌が唯一である。
 だから収録楽曲の中で見ればかなり異質になってしまうのだが、そういう歌まできちんと取り上げてくれたことが、ドラファンとしては何より嬉しい。

 他のカバー曲は全然知らない(笑)のだけど、新曲の「メリー」は、クリスマスソングとは思えないほど元気で軽快な曲になっており、文字通り「アイドル達がクリスマスの夜、感謝する人たちに送る歌」として仕上がっていると思う。
 詞の中に、下手な恋愛要素が込められていなかったのも良かった。

 しかしこの「C4U」を買った人の中で、新曲や他のカバー曲ではなく「サンタクロースはどこのひと」のみ熱く語るような人間は、僕ぐらいしかいないのかもなあ…。
posted by 銀河満月 at 23:41| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラえもん・藤子関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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