2005年07月13日

石ノ森全集は出るというのに…

 ケデラッタさんのブログで思い出したのだけども、今月で藤子不二雄Aランドの販売が完結するらしい。思えば刊行が開始されたのが2002年の7月だから、そこから3年越しの大偉業と言うわけである。
 と言ってもこの復刊にいたるまでの道のりは、当然だが平坦なものではなかった。詳細はケデラッタさんのブログに記載されているが、元々FFランドの復刊と言うのは、ファンの長年の悲願だった。残念ながらF先生の作品群は復刻しなかったものの、A先生の諸作品149巻分が復刊したと言うのは、今もって驚異的な事実であり、利益第一主義に走りがちな出版業界のことを考えてみても、奇跡と言っていいかもしれない事象だった。
 それだけに僕もきちんと購入したかったのだけども、はっきり言って149巻もの本を置く場所がいまだに確保しきれず、そのために全巻購入自体が困難になっている。だから同人誌なんか買ってる場合じゃねーんだよ(笑)!

 しかしこのAランド、やはり世間一般的にはあまり受け入れられてはいないだろう。まともにCMすらされない状況で、新規連載のほとんどない藤子不二雄と言う漫画家の作品を、一番読んでもらいたい児童層がどれだけ購入するかは非常に微妙である。
 さらにはケデラッタさんのところでも触れているが、作品そのものを評価せずに、作品に付随する「希少価値」のみに固執するアホまで沸いてくる始末。受け手までもがこのような体たらくでは、とても作品そのものが広く受け入れられたとは言えないだろう。

 今「藤子不二雄の作品」と言えば、大多数の人はドラえもんしか浮かばないだろう。しかし僕の友人が好きな作品は「怪物くん」である。藤子先生はたくさんの作品を書いたのだから、1人1人好きな作品が異なるのは当たり前だ。
 自分の思い入れの強い作品についてそれぞれ言い合い、作品の魅力や欠点をお互いに新たに発見する。それによって作品への親近感や愛着をより深めていく。それは作者にとっても読者にとっても、非常に幸せなことではないか。
 互いに幸せになれるその一時、我々の世代が体験したその一瞬が現代に蘇ってくれることを、切に願わずにはいられない。


 最後に。
 上記で触れた友人snake氏、彼には原作ドラのFFランド収録話関連で随分世話になったのに、全話紹介終了の時に礼を言うのを忘れていたな。
 この場を借りてお礼申し上げます。どうもありがとう。

 …でもドラはそんなに好きじゃないと言いつつ、FFランド売ってもくれないんだよな(笑)。


posted by 銀河満月 at 01:52| Comment(0) | TrackBack(4) | ドラえもん・藤子関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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