2019年03月03日

ゲゲゲの鬼太郎(第6期)42話「百々爺の姦計 妖怪大裁判」感想

 6期鬼太郎もどうやら2年目放送が確定したようだが、3月の放送は10日が休止だけどもこれで残りの話数で名無しとの決着がつくのだろうか。というか24日と31日放送分のサブタイトルが不安を煽りまくるタイトルなので、どんな内容になるのか今から心配である。

 それはそれとして今回の話。妖怪大裁判の話も普段の鬼太郎の世界観から考えるとかなり異質な話ではあるのだけど、それ以前に出たものも含めて妖怪たちが大挙して登場する一種のお祭り回として印象に残りやすい話である。当然歴代アニメ作でも漏れなくアニメ化されており、特に裁判長役の大天狗が以前から鬼太郎の知り合いという設定になっていた5期ですらアニメ化したのだから、制作側にとってはアニメに「してみたい」話なのかもしれない。
 そんな今回の妖怪大戦争、原作だと前半の裁判シーンと後半の濡れ衣を晴らす&百々爺との対決シーンとに結構はっきり分かれているが、今話では前半部分にあたる裁判のシーンに焦点をほぼ絞った構成となっていた。証人にただ延々と説明させるだけでなく検察側と弁護側(親父やねこ娘)による質疑の時間を与えたりと、公式ツイッターでも触れているとおり地味になりがちな、ともすれば後半の戦闘場面の前座として処理されがちなシーンに工夫を凝らして見栄えのする展開にしようと腐心しているのが見受けられる。
 その分原作の後半で描かれた百々爺との対決はほぼ完全にオミットされており、特に百々爺の得意技である鼻もんもがまったく登場しなかったのは残念なところだった(鼻毛針は使った後のものだけ登場していたけど)。ただ刑に処されようとする鬼太郎を何とか救おうと目玉親父が時間稼ぎをしている間にねこ娘たちが真相を究明するという流れ自体は法廷ドラマのセオリーに従ったものであり(個人的には「のび太の宇宙小戦争」を思い出したけど)、それも考えて今話はやはり百々爺との戦いと言うよりは「妖怪大裁判」そのものに注力していたと考えるのが妥当なのだろう。
 人間であるまなが証人として登場したのはちょいとご都合主義な感じがしたけども、今回の裁判と言うか事件自体が名無しに仕組まれたものであったのだからこれはこれでいいのだろう。何よりまなとしては鬼太郎と貶めるつもりは全くないにもかかわらず、百々爺の誘導尋問的な質問に従う内に結局鬼太郎を窮地に追い込んでしまうという展開は結構見応えのあるものに仕上がっていたと思う。まなに惚れていたり鬼太郎とは個人的に知り合いでもある小次郎の態度も、これまでの話を踏まえたものになっていて細かい描写にも注意が行き届いていた。
 個人的に一番物足りなかったのは原作でも歴代のアニメ版でも大挙して登場するモブ妖怪たちが、今回は目の光だけで処理されてしまい実態を拝むことができなかったというところかな。そのせいで最初に書いた今話らしいお祭り感がいまいち乏しくなってしまった気がする。まあ今話は裁判描写に注力していた以上、そもそもお祭り感覚の話ではないのだけど。
 …鬼太郎のケツは別に出なくてもいいよ(笑)。

 今回の大裁判の影に名無しの存在を鬼太郎が感じ取る一方、まなはその名無しにこれまでに続き4つ目の印「金」を刻印されてしまう。五行由来と考えると残りの印は「水」。最後の刻印がまなに施される時、一体何が起きるのだろうか。


posted by 銀河満月 at 13:14| Comment(0) | ゲゲゲの鬼太郎(第6期)感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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