2007年05月29日

コロコロ伝説を読んでみた

 さて、土曜に買った「コロコロ伝説」の感想である。

 今回発売されたのは77〜78年時期の作品をまとめたVol.1、87〜88年時期の作品をまとめたVol.6だ。
 そのうちリアルタイムで読んだのはちょうどVol.6の時期なんだけども、Vol.1の頃の作品も、国会図書館でドラを読むついでに色々読んでいたので、馴染み深い作品もあったりするのだ。
 本を開くとまず飛び込んでくるのは、歴代執筆陣のサイン色紙。これはなかなかに壮観だ。見てみると連載当時とは絵柄ががらっと変わってしまったような人もいれば、ほとんど変わっていないように見受けられる人もいて、見ているだけで面白い。
 ただやはり残念なのは、ここに「のんきくん」の方倉陽二先生、「ウルトラ怪獣かっとび!ランド」の玉井たけし先生、「ダッシュ!四駆郎」の徳田ザウルス先生、そして何より、藤子・F・不二雄先生の色紙がないということだ。
 コロコロ発刊から30年。30年の歴史は確かに長かったということか。

 中身を見てみると、さすがにコロコロの屋台骨だけあって、Vol.1にもVol.6にもドラえもんが掲載されている。
 Vol.1ではコロコロにおけるドラえもんの歴史と、それに関連して「藤子不二雄賞」の歴代受賞者を紹介してあったりした。Vol.6では87〜88年当時の大長編ドラにスポットを当てており、こちらも少ないページではあるものの、かなりの情報量となっている。
 他にF先生の作品としては「みきおとミキオ」「バケルくん」が収録されており、初期コロコロの代表作でもあった「ハムサラダくん」と「ドラえもん百科」も収録されている。
 そう言えばハムサラダくんの完全版、買ってないや…。
 あと僕としてはやはり「ザ・ウルトラマン」と「ウルトラ兄弟物語」ははずせない。
 「ザ〜」の方は「ファイタスの挑戦」という、所謂「ジャッカル編」の次に書かれた話が収録されており、「〜物語」の方は、かの有名な飲んだくれの新マンを拝むことが出来る。この辺の話をチョイスしてくるあたり、編集部もわかっていると言うことか。
 ちなみに「ザ〜」の冒頭で「ウルトラセブンは復活後…」なんてナレーションが入っているのは、ジャッカル編最終回でジャッカルに殺されたウルトラ兄弟たちが一斉に復活したからなんですね。
 ただここで間違えちゃいけないのは、「セブンはジャッカルには殺されていない」と言うこと。実はジャッカル編と言うのは小学館学習雑誌で連載されていた内山まもる版「ウルトラマンレオ」の続編と言う形で作られており、その話の中ではMACの隊長だったダン=セブンは、円盤生物との決戦において既に命を失っていたのだ。
 なのでジャッカル編には全然出ていないのだが、なぜか終盤になって唐突に他の兄弟と一緒に復活したと言うわけ。
 同じ内山先生の作品である「リトル巨人くん」も掲載されていたけど、巨人くんは80年代の学年雑誌にはほとんどと言っていいくらい連載されていたから、僕も馴染み深いものがある。
 中には巨人くん以外にも、セ・リーグそれぞれの球団と同じ名前を持つ野球少年たちがいて(彼らに野球を教えていたのは長嶋!)、プロ入りした巨人くんたちが、それぞれのチームを背負って対決する、なんてシリーズもあったな。

 別冊付録は「新オバケのQ太郎」と「がんばれドンベ」。実は新オバQは単行本を買ったことがないので、今回初めてまともに読みました。
 なんと言うか、30年以上前の作品なのに普通に爆笑してしまいました(笑)。

 Vol.6の方は最初から「おぼっちゃまくん」「あまいぞ!男吾」で飛ばしまくりの構成になっており、リアルタイム世代なら嫌でもヒートアップする感じ。
 「つるピカハゲ丸」は再録ではなく、作者による新規書下ろしが収録されており、絵柄の変わらなさに驚かされる。
 でもつる丸が出てこなかったな…(笑)。
 「かっとばせ!キヨハラくん」は、長嶋一茂がプロ入りしたばかりの時期に書かれた作品が収録されており、これもまた時代を忍ばせるね。一茂氏が今ではすっかりマルチタレントみたいになってしまっているのだから、本当に人生と言うものはわからないもんだ。
 玉井先生の「魔界ゾンべえ」は、やっぱりいつ見ても面白い。はっきり言って超がつくほどにグロいんだけど、それがきちんとギャグとして機能しているから笑えるんだよな。
 怖いシチュエーションを描いて、転じてギャグになっているという形式ではなく、本当にただのギャグ。グロを使ってああまでストレートにギャグマンガを描けるってのは、本当にすごい才能だと思う。
 「のんきくん」も久々に読んだけど、やはり普通に面白い。ただやっぱり方倉先生は4コマとかショートショートで一番力を発揮できる漫画家さんだったんじゃないかな。一緒に掲載されているショート作品を見ていると、特にそう思う。
 Vol.6で個人的に楽しみにしていたのは、やはり「仮面ライダーBLACK」。これも単行本化されていないだけに、読むのは当時以来だ。
 コロコロ連載版のBLACKは、サンデーに連載していた石ノ森先生の原作に一番近い雰囲気でまとめられており、作中でも「仮面ライダー」の単語は使われず、ゴルゴムも基本的にはブラックのことを「ブラックサン」と呼んでいたりする。
 だが一番受けたのはそのブラックの作品紹介ページ(シークレットファイル)。まさかコロコロの記事で「ゴルゴムのしわざだ!」なんてフレーズを読むことになるとは思いもしなかったよ(笑)。

 当時の読者投稿ページについてはあまり触れられていなかったけど、それはこれからなのかな。
 今後ももちろん購入していくつもりだが、楽しみなのはやはり80年代終盤時期の作品群かな。個人的には「怪奇警察サイポリス」をすげー読みたいです。
posted by 銀河満月 at 01:32| Comment(0) | TrackBack(4) | マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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