なんか「仕事人」というタイトルを使っている時点で、既にもうダメダメな気がするんですが(笑)。
言うまでもないことだけど、必殺シリーズってのはあくまで「必殺」シリーズであって、「必殺仕事人」シリーズじゃないんだよね。
そこらへんを勘違いしてしまった当時のスタッフが、いつまでも仕事人スタイルにこだわってしまったもんだから、結局今の状況があるわけで。
「剣劇人」で一度きちんと終わらせたのは、それでも良い判断だったと思うのだけど、その後のスペシャルや「激突!」の出来を見るにつけ、あんまりスタッフのシリーズに対する考え方は変わってないんだなあと思わざるを得ない。
出演者がジャニーズの面々ってのはあんまり気にしてないんだよね。個人的に松岡が嫌いってだけの話で。
殺しに使う得物も色物ばっかりじゃなくて、現実に即した、変なリアリティを醸し出すようなものになってくれればいいかなあ、と思ったりする。
スペシャルの時期に登場した連中の得物なんて、奇をてらってばっかりの変な代物が多かったからなあ。
後は走り屋。こいつは重要だろう。と言っても出てこないだろうけどな。
激闘編以降の仕事人なんて、走り屋がいなくなってしまったもんだから、身長180センチをゆうに超える村上弘明が、屋根裏に侵入するなんて、明らかに変な場面も登場しちゃったりしてるからなあ。
藤田まことが登場するのも、まあいいかな。劇場版「主水死す」とテレビ版での世界は別物ってことで。
山内Pが参加しているのなら、作品ごとのこういう捉えかたもありだろう。
しかし5期鬼太郎と比べると、どうもこっちは復活を素直に喜べないなあ。
必殺の場合、末期(「激突!」終盤とか「せんりつ誘拐」とか)がひどいもんだから、その後にもあまり期待が持てないんだよね。
鬼太郎は1〜4期すべてそれなりの水準を保ったままできちんと幕を引いてくれたから。
最近そういう状況に陥りそうなアニメがあったりするけど、それは別の話だな。