2006年11月10日

ムルチまで復活するとは

 そう言えば次のメビウスは「怪獣使いの遺産」とかいう、かの帰マン「怪獣使いと少年」の続編的な話になるようですね。
 先週の読売新聞夕刊で、脚本を担当する朱川湊人と言う人のインタビューが載っていたので、そのことを書こうと思ったらすっかり忘れていた。
 ただそのインタビューを読む限りだと、典型的な第一期ファンって感じがして、なんかそのあたりに危険な匂いを感じるんだよな。
 所謂「好きなのはマンとセブンだけ。でも「怪獣使いと少年」は面白いよね」と言うようなことをしたり顔で言ってくる、現代ではいささか化石化しているような人という感じ(笑)。

 と言うかこの「怪獣使い」にしろ、セブンの「ノンマルトの使者」にしろ、その話の中で訴えられているテーマが、その回限りのものだったからこそ、見た人に愛されているのだろうから、「ウルトラセブン」「帰ってきたウルトラマン」という1つの作品全体の中では、極めて異端の存在であることを忘れてはいけない。
 その異端の存在を殊更に注目して「傑作だ」と持ち上げる風潮は、最近はそれほどではないけども、あまり好ましいものではないと思う。
 セブンで言えば「第四惑星の悪夢」も「円盤が来た」も、やっぱり異端の作品なんだよ。その間に入ってる「恐怖の超猿人」が、セブンという作品が本来持っているカラーで描かれた話なんだよね。
 だから各話自体に色々感想を持つのはいいんだけど、そういった異端の話を持ち出して、新マンとかセブンの「代表作」と定義づけるのは、いいことじゃないんじゃないかなあ。

 「怪獣使いと少年」だって、あの話に込められたテーマが、あの回限りのものだったからこそ、帰マン全体の中で際立つことになったんだろうし、あの話自体あそこで完全に終わっているわけだから、敢えてあの話に絡んだ続編を作らなくてもいいと思うんだけどなあ。
 とまあ、見る前に色々書いてみたけども、結局は出来上がった作品が面白いかどうかだからね。きちんと見てからもう一度何か書いてみようかな。

 しかしその続編話、何が嫌ってムルチ(ゾアムルチ)が太めになってるってのが、もうね…(笑)。
posted by 銀河満月 at 01:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮ヒーロー・特撮映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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