2006年06月07日

たとえ貴方が信じようと信じまいと…

 さてさて、今日はついに「翔べ!必殺うらごろし」DVDの発売日である。
 こんな大事な日に残業なんぞしてらんねーよってことで、さっさと定時退社して秋葉原まで買いに行ったですよ。
 さすがに秋葉原だと普通に店頭に置いてあるからいいね。いつもの石丸でうらごろし、ストロンガー4巻、さらにはシムーンOPと、この間買えなかったまじぽかEDもここで購入した。

 CDの方は後でゆっくり聞くとして、まずはうらごろし。
 とりあえず1話を見ただけなのだけど、なんと言うか、「時代劇らしくない時代劇」の最たるものだね。時代物と言う感じが全然しない。
 従来の必殺シリーズのように「江戸」という特定の土地を舞台にしておらず、主役全員風来坊にしているからなんだろうけども。
 おかげでラストの殺陣が現代アクションものに通じる小気味良さを発揮しているのだけど、これは恐らく制作陣が当初から意図していた効果ではないのだろう。
 先生以下レギュラーメンバーも個性たっぷりに描かれていて、風来坊の割りにとっつきやすい印象を与えてくれている。

 1話の話自体は、やっぱり仲間の初邂逅と言うこともあってか、物凄くオーソドックスというか、ミニマムに仕上がっている。
 お宝(しかも世間的に見ればそれほど価値のあるものでもない)を巡って一組の夫婦が殺されてしまうだけの話なのだが、そんな小さいけども深い恨みに耳を傾け、恨みを晴らすと言う「うらごろし」の基本スタンスが、きっちりと描かれている。
 僕はもちろんうらごろし自体は未見なのだけど、1話を見た限りでは「からくり人」に非常に近い感じを受けた。「情」を最大の行動理念としていたかつてのからくり人の姿勢に近いものを感じる。

 うらごろし自体は視聴率も悪く、そのためか関東では本放送以来一度も再放送されていないとの事だが、これを期により多くの人の目に触れてくれればいいと思う。
posted by 銀河満月 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 必殺シリーズ・時代劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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