と言うわけで、去る10日にパシフィコ横浜で行われたアイドルマスターのライブに行ってきました。
先行予約開始日、昼休みに一旦自宅に戻って予約申し込みをした甲斐があったかはさておき、今回は以前の3rdライブの時と違い、一階席を取ることが出来たので、サイリウムも以前よりきっちり揃えて出陣したわけである。
会場に到着したのは朝10時ごろ。始まるのは18時からなのだけども、12時からは物販が先に行われるので、それ目当ての早めの来場である。
しかし当日は恐ろしいほどに寒かったので、ただ待っているだけと言うのは非常に大変だった。最初の頃こそ陽が当たっていたのでまあまあ暖かかったのだけど、だんだん太陽が移動して日陰に入るにつれてどんどん寒くなっていく。
さらには物販開始の12時以降になっても、ほとんど列が動かない。前回の5thライブの時と同様、限定CD販売列あたりが非常に混雑してしまっていたようだ。
このパシフィコでは基本的に会場の中で物販を行うのだが、中に入れたのは13時半頃になってしまった。それでもどうにか限定CDとまだ購入していなかったCDをいくつか買って、CDを買うともらえるクリアファイルとショッピングバッグを入手、あとはタオルとパンフレットを購入した。
僕は基本的に1人で参加しているし、情けない話だが知り合いもいないので、さっさと会場を出てアイマスモバイルのエリア開拓をするために電車に乗った。
まあそのあたりは良かったんだけど、武蔵小杉駅に着いた時に変な気を起こして、横須賀線で横浜まで行ってみようと思ったのが運の尽きだった。
ちょうど自分が乗った頃に、線路上に置石があったとかで電車が止まってしまったのだ。その時点で開場時間の17時は過ぎていたのでかなりあせる。あせっても電車に乗ってしまっている以上はどうしようもない。
まあ多少遅れても入場自体は出来るんだろうが、それでも遅れるのは気分のいいものじゃない。
幸い15分くらい遅れて電車は動いたので、どうにか10分くらい前には会場に入ることが出来た。
待ち時間の最中、会場にかけられたやよいカバー版の「さんぽ」に合わせて、早くも歌いだしたりサイリウムを振る人たちが出てきたりして、始まる前からいい感じに会場内のテンションは上がっていたようだ。
ライブの内容自体については、色んなところで記事にされているから、まあそっちを見てもらうとして、僕自身の感想を少し。
最初の「THE IDOLM@STER 2nd mix」からは主に2人編成で歌を歌ったが、この組み合わせがまた絶妙だった。「スタ→トスタ→」はあさぽんとぬーぬー、「ふるふる☆フューチャー」はアッキーとひろりん、「キラメキラリ」はミンゴスとまよちょん、「キミはメロディ」ははらみーにあずみんと、納得の組み合わせ。
ソロで頑張ったのは「乙女よ大志を抱け」の中村先生と「いっぱいいっぱい」の若林さんだが、ソロでも十分以上に会場は盛り上がった。この2曲は観客の方でもお約束的な掛け声が存在しているから、盛り上がりやすいんだろう。
この時着ていた、新年に着る晴れ着をイメージしたと思われる衣装も可愛かった。確か全員共通のデザインだったと思うけど、足につけている飾りがそれぞれのイメージカラーになっており、そこでデザイン的に区別されてたね。
一通り歌った後はメンバーの自己紹介。一緒にキラメキラリを歌ったからと言う理由で、仁後さんよりも先に「うっうー!」と叫ぶ今井さんやら、若林さんに吹き込まれて「一富士、二貴音、三茄子」というお間抜けな発言をそのまましてしまった原さんなど、いつもどおり良い意味でゴチャゴチャしたトークだった(笑)。
その後は高木順二朗(今回から正式に順二朗氏の方が前説などをするようになってた)社長の「お年玉」と言うことで、今回参加していなかったたかはし智秋さんと釘宮理恵さん、そして結婚・妊娠と言う身体面の都合上、ライブ参加を取りやめた滝田樹里さんのビデオメッセージが流された。
お三方のメッセージからは、どれもアイマスを大事に思っている気持ちが滲み出ているものばかりで、特に樹里きちさんのメッセージは、ご自身の慶事に対する嬉しさとライブに参加できない残念さとが入り混じっているようで、それでもこんな形で観客のためにメッセージを残してくれた気持ちが非常に嬉しかった。
大きな声じゃ言えないが、このビデオメッセージの流れで少し目頭が熱くなってしまったよ。歳取ると涙もろくなっていかん。
メッセージが終わると、次はMA2関連の新曲を各メンバーが次々と披露。CD発売順と同じように、先生・アッキー・ぬーぬー、ひろりん・はらみー・ミンゴス、あずみん・あさぽん・まよちょんでそれぞれ1セットと言う感じで行われた。
第一に印象に残ったのは「Day of the future」のアッキーのダンス。イントロ部の激しい動きはまさに凄いの一言。激しいダンスに合わせて揺れるアッキーの体の一部分が気になってしまったのは内緒だ(笑)。
しかしその後の「TRIAL DANCE」もまた凄かった。ダンスもさることながら歌がそのダンスにまったく負けていないどころか、CD版よりもさらに上手になっているのではないかと思えるくらいの内容になっていて、これまた素直にぬーぬーすげえと思わされた。
先生もライブをこなすたびにどんどん歌が上手になっていってるように見えるね。
「tear」「風花」「眠り姫」は…、ゆっくりめのテンポなのでサイリウムを振る腕が非常にくたびれた(笑)。
でも静的なリズムの曲が続くことで、ライブの構成全体にも観客のボルテージにもメリハリがつけられた感じ。やはり生で聞く「眠り姫」は本当に凄かったので、途中でサイリウムを振ることも忘れて見入ってしまったね。
「スマイル体操」の時は後ろの電光表示板に一部の歌詞が表示され(「アッハッハッハ」のところとか)、会場の面々も遠慮することなく仁後さんと一緒に歌うことが出来た。
そして律子のソロ新曲となる「恋するミカタ」を若林さんが初披露。これまたアップテンポのノリの良い曲で、それに合わせて若林さんもステージを走り回りながら歌うという大奮闘を見せてくれた。
最後は全員による「MEGARE!」。やっぱりこの曲は面白いや。
そしてメンバーによるトークのあと、社長からの最後のお年玉として「アイマスアニメ化」が発表される。
個人的には予想を大きく超えるものではなかったけども、やはり大元のキャラクターデザインを踏襲したと思しきアニメ版のラフ画を見ると、期待値は高まってくるね。
ちなみに会場で使われたアニメ化速報PVは、今現在公式サイトで見られるPVと若干異なり、みなとみらいを背景にした春香と社長のやり取りが行われるのだが、この時の春香の動きは、すべてにおいて「1」のそれを完全に凌駕していた。体そのものの動きもそうだが、指の先から目の動きに至るまで、完全に「新しいもの」となっている。
春香が登場していたのは正味1分程度なのだが、それを見ただけでも「2」の3Dモデリングの凄さの一端が垣間見えたと言う感じだ。
最後は来月発売のWAOのCDに入れる「全員合唱版」のために、プロデューサー、つまり観客の歌声も収録することとなり、観客全員でWAOをワンコーラス分、熱唱した。
最後のトークではまたもや涙するメンバーが続出、あまり涙を見せることのない中村さんも涙ぐんでいたのが印象的だった。
アンコールは「GO MY WAY!」と「THE IDOLM@STER」。締めの曲としては完璧。
メンバーが完全に引き上げた後、社長の言葉に合わせて坂上プロデューサーが登場。例によって変態コールが沸き起こるわけだが、今回は「非常に嬉しく思います」と、いつもとは違った返しを見せ、「カオス」な年となった前年のことを振り返り、心配をかけてしまったことを詫びていた。
やはり去年のTGS以降、作り手の方でも色々あったんだろうな。
しかしその後はアイマス2が完成したこと、かなり骨太な作りになっていることなどを力強く宣言、最後は一本締めで幕を閉じた。
ライブ自体は終わったんだけども、場内アナウンスの後に「乙女よ大志を抱け」と「いっぱいいっぱい」が連続で流れるもんだから、みんな勝手に掛け声を出し始めて、みんななかなか退場しないと言う事態に(笑)。
個人的にはさっさと退場した方がいいんじゃないかとは思うけど、これもこれで悪くはないだろう。
退場後はとある方からお誘いを受けたのだが、来る前の電車の件もあっていつものライブより精神的に披露してしまっていたこともあり、今回は遠慮して帰宅した。
いつかまた機会があったら、その時は是非お会いしたいものだ。
まあアイマスライブに参加するたびにいつも思うんだけど、やっぱり楽しいね。そして同時に歌ばかりじゃなくてもっと出演者のトークを聞きたいと思うのもいつもどおりだ(笑)。
その点ではちょうど一年前に参加できた「ひだまつり」あたりの方に軍配が上がってしまう感じなんだな、自分としては。
最後に高木社長は「暑い季節にまた会おう」と言っていたが、また夏に何かしらのイベントでもやるのだろうか。出来るならその時も参加したいものだ。
ちなみにアイマスのアニメについては、現時点では期待も不安も抱けない。「アイマスがアニメになるよ!」という一報だけでは、どうとも考えることが出来ないからだ。逆にこれだけの情報で色々考えられる人がいることに驚く。
これについては今月末発売のメガミマガジンで大々的に情報公開するそうなので、それを待って思うところを色々書いてみようかと思う。
しかしメガミマガジンか…。シムーンに夢中になってた頃以来だな、買うの。
あと今回のライブに関して非常に大事なことを1つ。
確かに去年のTGSでの発表は、色々衝撃的だったろう。人によっては開発陣に信頼を置くことが出来なくなった者もいるだろうし、「2は買わない」と決めている人だっているのだろう。
それはそれで別に構わない。思うのは自由だし、その結果として自分自身がどういう行動を取るか、それも基本的には個人の自由だ。
しかしその行動が他人に迷惑をかける、他人に不快感を覚えさせるようなものであれば話は別だ。ましてライブイベントと言う、スタッフ・キャストも観客も、自分達が参加しているその場を「楽しい空間」にするために集まっている場所において、自分自身の鬱屈したネガティブな感情をそのまま周りに吐き出すと言うことがどういうことになるのかわかっているのだろうか。
坂上プロデューサーが壇上に上がった時、場内に沸き起こる変態コールや歓声にまぎれるように、1人「帰れ!」だの「あずさをプロデュースさせろ!」だの「2やらねー!」だの叫んでいたあなた。
あなたのやったことは、現実にはあなたのごく近くにいた人間しか知らないことだろう。それでも、あなたのしたことがどういうことか考えてみて欲しい。
皆が楽しんでいるこの場で、もし「中村帰れ!」とか「長谷川消えろ!」と叫んでいる人がいたとしたら、あなたはどう思う?例え叫んだ本人にとっては正当な理由があったのだとしても、それでもそれを許容できるか?
あなたはこの例え話の人物とまったく同じことをしていたのだ。例え目立っていなかったとしても、自分のやった行為が正しいものだったと言えるのか、きちんと深く考えて欲しい。