先週はファミリー劇場で「銀河英雄伝説」の一挙放送をやっていたので、それを見まくってたからそれ以外のことをほとんどやれていないのだ(笑)。
とりあえず愛シナリオはクリアして、今は絵理シナリオを進めている最中。
愛シナリオはすべてのオーディションに合格したので、ランクAグッドエンドと言うところか。
アドベンチャーゲームと銘打っているだけに、シナリオの出来不出来がこのゲームの完成度を左右すると言っても過言ではないのだけど、それに関してはまったく問題ないと言っていいだろう。
特に才能には恵まれていなかった女の子が、様々な困難に出会いながらも、その困難を自分の力で乗り越えるたびに確実に力をつけ、自分だけが持っている魅力に気づき、それを武器としてトップアイドルになると言う、王道にして破綻のないストーリーは、ゲームのシナリオとしてきちんとまとまっており、それでいて各キャラクターの魅力も如何なく発揮させている。
主人公の愛からして、キャッチフレーズの「とつげき豆タンク」の名に恥じない猪突猛進ぶりであり、逆を言えばわき目も振らず突進することしかできない不器用な少女ではあるが、そのスタイルがきちんとシナリオの軸として機能しており、自然と愛に対する感情移入もしやすいものになっている。
ただあくまで個人的にではあるが、終盤の展開は「トップアイドルになる」という当初の目標からはずれてしまっているように見える。
まだ発売されたばかりなので一応ネタバレは避けるが、終盤の展開そのものは愛が、愛本人が理想とする「トップアイドル」になる上で、避けて通ることの出来ない障壁を乗り越えるという点で、特に矛盾点はないのだけど、その障壁が障壁だけに、単なるプライベートバトルになってしまっている点も否めない。
ただまあその辺のことも、Bランク時のシナリオで一応フォローされているから、この辺は個人の余計なツッコミであり、それを持ってシナリオやゲームそのものを批判する材料にはならないのだけど。
ゲームシステムはレッスンとか営業は楽しくてよかったのだけど、オーディションはちょっと評価に悩むところだな。
オーディションで使用される思い出ルーレットは、どれほど成功しても勝率90%を超えることはなく、敗退する可能性が必ず残される。
もちろん負けたら負けたで別のルートがあるわけだけども、せっかくルーレットを成功させたとしても、単なる確率の問題で合否が決められてしまうと言うのは、ちょっと物足りない気がする。
やはりがんばったならがんばっただけの成果が、ダイレクトに反映される仕様になってほしかった。
しかし不満点などはそのくらいなので、全体としては非常に良い出来と言うべきだろう。
TV出演のシーンなどは、DSというハードの関係上、360版のような映像を制作することはどうがんばっても無理なので、その事実だけでゲームを批判するのはナンセンスと言うものだ。
むしろビジュアル衣装の明滅や髪のなびきなど、DSのゲームとしてはかなりがんばっている方と言える。
とりあえず銀英伝は昨日で終わったから、早いとこ残り2人もクリアして、その後は色々なルートを進んでみたいものだ