予約票も一緒についているようなので、またどこかで予約しなければならないな。
いつまで今のアパートに住むかわからないから、東京近辺の本屋で予約するか。
で、そのチラシには大全集の内容がかなり詳しく書かれているのだが、読む限りではかなりすごいことになっているようだ。
まず収録形態だが、発表誌ごとにバラバラになっている作品を、すべて掲載年順に収録するらしい。
チラシに載っている「パーマン」を例に取れば、学年誌版の第一回と、少年サンデー版の第一回をそれぞれきちんと収録してくれるようだ。
それは「ドラえもん」も例外ではなく、連載開始時の70年1月号から順にきちんと収録して行ってくれるとのこと。
ある程度の色がついているカラー原稿についてはそのまま収録するとも書かれている。さすがにフルカラーの原稿をすべてカラーで収録するのは難しいだろうが、四色刷り程度の原稿であれば、きちんとそのまま収録してくれるらしいので、これまた非常に嬉しい。
そして収録される作品の各話ラインナップがまた素晴らしい。
前回話した「愛妻ジャイ子!?」を含め、当時の「小学三年生」「小学四年生」に掲載された作品は、すべて収録されることになるようだ。
無論、今では幻となっている71年版と72年版の最終回もきちんと収録予定に入っている。
十年ほど前、国会図書館で時間をかけつつ複写したあの頃を思うと、なんと幸せなことか。
しかも個人的に大好きな、「小学五年生」72年3月号に掲載された再開予告漫画まで収録してくれるというのだ。
あくまで個人的な感覚だけども、あの最初のコマののび太の独白と笑顔が大好きなので、それを単行本で読むことが出来る日にめぐり合えることが本当に嬉しい。
「小学一年生」「小学二年生」についてはまだラインナップに入っていないが、こちらに掲載されていた作品はページ数が少なかったり、ページ構成が特殊になっていたりするものも多いので、別にまとめるのだろう。
できるならその時は「よいこ」「幼稚園」掲載分も一緒にまとめてほしいものだ。
そして個人的に「小学館GJ!」と言いたくなる一文はこれ
「ねこの手もかりたい 〜手足7本目が三つ〜」
マジで小学館がやってくれたよ。まさかこういう風に以前のタイトルを引っ張ってくるとは思わなかった。
この部分だけを見てみても、この藤子F大全集、小学館はかなり気合を入れていると言うことが窺い知れるというものだ。
こりゃ買わんわけには行かないよ。何年経ったら完結するのかはわからないけど、女房を質に入れてでもすべて購入しなければならんな。
…女房なぞおらんが(笑)。