と言っても公式サイトにはまだ書かれておらず、今のところは先週の「ビッグコミック」に載っている広告に書かれているのみなのだけど。
で、気になる刊行内容を見てみると、以下のようになる。
・ドラえもん 1〜8巻(続刊)
・オバケのQ太郎 1〜5巻(続刊)
・パーマン 全8巻
・キテレツ大百科 全2巻
・エスパー魔美 全5巻
・バケルくん 全1巻
・海の王子 全3巻
・ジャングル黒べえ 全1巻
…っておい、いきなりジャン黒が来るのかよ!今回ばかりは小学館も本腰を入れてきたようだ。
ジャングル黒べえは今更言うまでもなく、ミョーな団体に文句を付けられた関係で、今では完全に絶版扱いになってしまっている、不遇の作品である(アニメ版も)。
ただもちろん作品の内容は全然差別的なものではないから、出そうと思えばすぐに出せたのだろうけど、やはりこのような一大イベントを実施する時まで引っ張っていたと言うことか。
ジャン黒自体は作品数もそれほど多くないから、全1巻でちょうどいいのかな。
バケルくんも今まで発売された単行本では収録されていない話が、地味にいくつか存在しているから、それらを全部まとめてくれるのは嬉しい限り。
セリフの改変などはこの際我慢するしかないな。残念だけど。
しかしやはり僕としてはドラえもんの収録形態が一番気になるところだ。
発表時系列順に収録するのが一番妥当なんだろうが、どんな扱いになるのだろうか。
個人的には「未来の国からはるばると」と「愛妻ジャイ子!?」をどういう風に収録するのかが気になっている。
知っている人は知っていると思うが、現在てんコミなどに収録されている「未来の国からはるばると」は、初出時の内容とは若干異なった内容になっており、雑誌掲載版には有名な「セワシが『歴史が変わっても自分は最後には生まれてくる』ことを、東京から大阪に行くまでのルートに例えて説明する」シーンは入っていない。
このシーンは前述の「愛妻ジャイ子!?」に含まれているシーンなのだ。該当のコマ自体は特に手を加えられた様子もなく、そのまま「未来の国からはるばると」に追加されているので、普通に「愛妻ジャイ子!?」を収録すれば、まったく同じシーンが2つ存在することになる。
その辺をどう扱うのかが個人的に興味を引かれるわけだ。もちろん下手にいじることなく普通に収録してもらうのが一番いいのだけど。
他にも完全未収録の作品は、雑誌掲載ならではのページなんかも存在したりするから、そのへんをどんなふうに処理してくれるのか、今から興味は尽きない。
発売は7月からということで、本当に楽しみだ。これをきっかけにして、藤子F先生関連の話題もどんどん盛り上がって行ってくれればいいのだけど。