まさか小学館がこんな動きを見せてくれるとは、なんか正直な話、都合のいい夢を見ているような気分だ。
しかも第1期刊行分の中には、絶版状態になって久しい「オバケのQ太郎」や「海の王子」も含まれているとくれば、なんか嬉しさよりも疑わしさが先に立ってしまうのだから、我ながら嫌なファンになってしまったものだ。
個人的にはやはり「ドラえもん」がどんな形で収録されるのかが非常に気になる。
「よいこ」「幼稚園」分も含めてすべて収録されるのか、それとも傑作選みたいな扱いになってしまうのか。またセリフや道具名の改変は行われてしまうのか。
「大全集」と銘打っているのだから、普通に考えれば全作収録すると考えられるのだけども、ドラえもんに限らず小学館の学習雑誌に掲載された作品の中には、ページ構成などの問題で単行本に収録しづらい作品も少なからず存在するのだ。
ドラえもんで言えば「どうぶつ語ヘッドホン」なんかが当てはまるだろうか。
それらも巧く編集して収録してくれるのか、それとも見送るのか、ここら辺には今後も注視するべきところだろう。
まあ公式サイトには「藤子・F・不二雄先生の生み出された漫画作品完全網羅を目指し」と書かれているから、素直にこの言葉を信じてみることにしよう。
いずれにせよ、最近の藤子関連のニュースの中では久々に明るいニュースであることは間違いないし、それこそ全国の藤子ファンが待ち焦がれていた一報とも言えるだろう。
値段が気になるところだけども、結局いくらであろうと買うんだからどうでもいいや(笑)。
早く給付金が配布されないかなあ。
やはり表現が改悪されていないかどうか、というのが心配ですね。
F先生の作品の大全集というのだから、F先生が筆にこめた思いを勝手にいじらずそっくりそのまま載せるべきです。