2008年11月17日

ゲゲゲの鬼太郎(5期)83話「燃えろ!小豆連合」感想

 今週の5期鬼太郎は久々に小豆洗いの主役回。原作「小豆連合軍」を下敷きにしたストーリーである。

 まずは「顔にどんどん小豆が出来てきて、それがボロボロ落ちてくる」という、原作でも屈指のグロい描写が、それほど遠慮されることなく、直接的に描写されていた点は、素直に評価したい。規制の厳しい現代でよく描写できたものだ。
 そのグロいシーンの直後に、ねずみ男がとぼけた態度で姿を見せたり、鬼太郎の全身から小豆が湧き出てくるシーンも、その直後にゲゲゲハウスを埋め尽くさんばかりの大量の小豆がドバッと出てくるという、ちょっと可笑しい描写を盛り込んだりして、グロシーンとのバランスを取っているのも、子供向けアニメとして非常に正しい姿勢だと思う。

 ただ序盤は小豆洗いを含めた小豆連合軍のギャグ描写が、少ししつこすぎたように思う。
 ギャグ描写を盛り込むからこそ、そんな妖怪たちが自分の価値観の元、非道な行為を悪びれることなく行うという、その落差が光るのだけど、ちょっとギャグをやりすぎたのではないか。
 そのせいで終盤、超サイヤ人化した(笑)小豆洗いのシーンまでギャグっぽく見えてしまったからねえ。あ、あれは元々ギャグっぽいしーんとして描かれたのか?
 ただその後の展開は、そのキレた小豆洗いもすぐピンチになり、復活した鬼太郎もまたすぐピンチになり、最後には2人が協力してケリをつけるという、「ピンチ→逆転」の構図を何度も使用した、セオリーどおりの面白いものになった。
 これを何週も引っ張るとドラゴンボールみたいになってしまうけど、1話の中で収めているからテンポも良いしね。

 そして小豆洗いは山梨代表の四十七士として目覚める。後頭部にデデンと紋章が表示されるあたり、やはり最後までコメディタッチは抜けなかったようだけども、これはこれでいいのかもしれない。
 逆を言えば、今更妖怪横丁の住人たちにシリアス展開をあてがっても、浮いてしまうかもしれないしね。

 次回は野寺坊…なんだけど、個人的にはそんなことより、ED画面で披露された劇場用短編の映像の方がすげーショックだった。無論いい意味で。
 歴代の鬼太郎が勢ぞろいする短編映画の映像が流れたのだけども、1期鬼太郎はきちんと白黒になっており、3期鬼太郎はきちんとちゃんちゃんこの柄の順番が3期準拠になっている(これは当然か)。
 何より作画が非常に良く似ているのに驚かされた。パッと見では3期鬼太郎の絵に違和感を感じたのだけど、3期のDVDなどに書き下ろされている、3期キャラデザ担当の兼森氏が「今」書いた3期鬼太郎の絵は、ちょうどあんな感じだったりするのだ。
 こりゃ短編の方も俄然楽しみになってきたぜ。
posted by 銀河満月 at 23:07| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲゲゲの鬼太郎(第5期)感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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