2008年11月17日

ゲゲゲの鬼太郎(5期)68話「地獄超決戦!西洋妖怪総登場」感想

 さて、感想を書きそびれてしまっていた「5期鬼太郎」68話以降の感想も、そろそろ順番に書いていこうと思う。

 この話はサブタイトルにあるとおり、ついに西洋妖怪の一団が地獄に直接攻め込むと言う、物語上のターニングポイントに位置している話なのだけども、僕は初見時からあまり好印象を持つことが出来なかった。
 それは別に今回の話が特別つまらなかったとか、そういうことではない。いろんな要素が盛り込まれている割には、話そのものは綺麗にまとめられているし、見せ場自体もきちんと用意されている。
 好印象を持てなかったのは、最初から最後まで不完全燃焼のままで終わってしまった話に思えたからだ。
 はっきり言えば今話の中に込められたボリュームは、とても1話のみで消化できうるものではない。
 12年前の鬼界ヶ島決戦で鬼太郎たちと戦った、先代のドラキュラや狼男、さらには引退宣言をしていた先代魔女までもが、フランケンと共に参戦、地獄では五官王が罠にはめられ、閻魔大王は地獄と現世との均衡を守るために動くことが出来ず、宋帝王に化けて潜伏していた初代ドラキュラ伯爵の登場、さらにはおまけ程度ではあるがベアード配下の美人魔女たちやヨナルデパズトーリ(声はアニメ版「悪魔くん」と同じく田の中氏の二役!)の登場と、主だったところでもこれだけの要素が含まれている。
 ここに閻魔大王から新たな使命を託されるネコ娘とねずみ男の姿や、地獄と現世とで激闘を繰り広げる鬼太郎ファミリーが描写されるわけだ。
 とてもじゃないが1話の中に詰め込む量ではない。いくらなんでも多すぎる。

 つまり何が言いたいかと言うと、今回の話こそ32、33話のように前後編に分けてじっくり見せるべきだったのではないかと思うのだ。
 上に挙げた要素をこれでもかと矢継ぎ早に見せることで、テンポをよくすることが目的だったのだろうと思うけど、そのために各シーンの描写が何とも淡白なものになってしまっている。特に満を持して登場したはずの初代ドラキュラ伯爵の強大ぶりが、それほど発揮されなかったと言うのが、返す返すも勿体無い。
 これ以上ないほどのオールスター出演だっただけに、ここの見せ場を丹念に描いてくれたらよかったと思う。

 …とまあ捻ったことばかり書いてしまったけども、話自体は十分に楽しめたのは間違いない。ただもっと面白く出来たんじゃないかなあと思えるだけに、勿体無いと言わざるを得ない。
 まあ正味25分の中にこれだけの内容を盛り込んで、尚且つ不足することなく描写できているあたり、実はとてつもなく贅沢な作りなのかもしれないと思えなくもないのだけど。
posted by 銀河満月 at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲゲゲの鬼太郎(第5期)感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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