2010年08月26日

仮面ライダーW、最終回まであと1回

 今更な話だけども、今週のWは面白かったですねえ。
 いや、今週に限らず最近のWは最終回に向けてどんどん面白くなってきてはいたのですが、今回は本当に掛け値なしに面白かった。

 48話の何がいいって、翔太郎が今回戦った理由が、「風都の平和を守るため」を第一にしていないってところだね。
 今話での翔太郎の戦いは、何よりもフィリップのための戦いだった。消えゆく運命を変えることの出来ない相棒のために、相棒との「1人になっても町の平和を守っていって欲しい」という約束を守るため、その約束を自分1人できちんと守れることを証明するために、翔太郎はたった1人で戦いに赴いたわけだ。
 その行動理由に至る変遷が殊更にセリフで強調されたわけではなく、仲間たちをユートピアドーパントに襲われ、怒りと悲しみの感情で顔を歪ませるフィリップの姿に、シュラウドの言った「フィリップが安心して、笑顔で消えられるようにしてあげて欲しい」という言葉をオーバーラップさせることで見せるという、映像演出のみで描出している点が何より素晴らしい。
 そして「フィリップのために戦う」ことが翔太郎にとって何よりも重い、大切な決意であることを示すように、翔太郎は亡き師匠である鳴海荘吉が遺した帽子を、今まで決して使わなかったその防止を被って敵地に赴く。この演出もまた心憎いではないか。

 そして加頭との最終決戦では前半の映像メインの演出とは打って変わって、高らかに「仮面ライダー」の名を持つ戦士の使命と決意を翔太郎に宣言させた上で変身させるという、何とも熱い展開になっていた。
 「体1つになっても食らいついて倒す。その心そのものが仮面ライダーなんだ。」
 本当に良い言葉だ。最後に勝負を決するのは力ではなく、人の持つ心。平和を願い、自由と正義を愛する心。それはかつての「石ノ森章太郎の仮面ライダー」が皆持っていたテーゼだった。
 長らく忘れられていた感さえあるこの根本の定義を、作中で明言してくれたこともまた嬉しい。

 そして決戦を終えて別れの刻。ここからラストシーンに至るまでの部分は、僕があれこれ言う必要はない気がする。映像、音楽、そして俳優陣の熱演。まさに「感動」という言葉がふさわしいシーンになっていた。
 1話から本作を見てきた人は、このシーンを見て心から「見続けてきて良かった」と思えたのではないだろうか。それほどの名シーンだったと思う。


 しかし藤子オタの僕としては、どうしても今回の展開が「さようなら、ドラえもん」とかぶっちゃうんだよな(笑)。
 避けられない別れを前に、ただ自分の大切な友のためだけに、たった1人で戦い抜き、その姿を見た友は安心して去っていく。物語の構成が非常に似通ってるだけに、個人的にも色々感じ入るところが出てきてしまったよ。
 前のエントリでも書いたけど、こういう話を見ると、やはり王道話は素晴らしいと思うし、だからこそ「王道」は「王道」たりえているのだなあとも思う。

 さて、「さようなら、ドラえもん」で親友と涙の別離を果たした少年は、「帰ってきたドラえもん」で友と再会できたわけだけど、「仮面ライダーW」ではどうなるのか。最終回が本当に楽しみである。

 …なんか白々しい書き方(笑)。
posted by 銀河満月 at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮ヒーロー・特撮映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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